Interstage Application Server メッセージ集
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37.9.5 java.lang.SecurityException例外が発生した場合
以下のケースなどが考えられますので確認してください。
[意味]
- javax.security.auth.login.configプロパティが正しく指定されていませんでした。
- ログイン構成ファイルの構文が正しくありませんでした。
- JDK1.3で、Javaアプリケーションが複数スレッドから同時にLoginContextのインスタンス化を実行しています。
[ユーザの対処]
意味1.の対処
以下の対処を行ってください。
- javax.security.auth.login.configプロパティが正しく指定されているかを確認してください。
- javax.security.auth.login.configプロパティで指定したログイン構成ファイルのパス名を正しく指定してください。
- javax.security.auth.login.configプロパティで指定したログイン構成ファイルの読み取り権を設定してください。(注1)
意味2.の対処
ログイン構成ファイルの構文エラーの主な対処は、以下のとおりです。
- ログインモジュールクラス名が正しく指定されているかを確認してください。
- フラグが正しく指定されているかを確認してください。
- モジュールオプションの最後尾に“;”が記述されているかを確認してください。また、ログイン構成ファイルの指定が“};”で終わっているかを確認してください。(注2)
- ログイン構成ファイルに、英数字と記号以外を使用する場合
- JDK1.3の場合
ログイン構成ファイルがJavaVMの使用するデフォルトのエンコーディング形式で保存されているかを確認してください。保存されていない場合は、JavaVMが使用するデフォルトのエンコーディング形式で再度保存してください。
- JDK1.4の場合
ログイン構成ファイルがUTF-8エンコーディング形式で保存されているかを確認してください。保存されていない場合は、UTF-8エンコード形式で再度保存してください。
- ログイン構成ファイルのエントリ名を二重引用符“"”または一重引用符“'”で括らない場合に使用できる記号には制限があります。エントリ名に記号を使う場合は、二重引用符“"”または一重引用符“'”で括るようにログイン構成ファイルを修正してください。(注2)
意味3.の対処
JDK1.4を使用するか、LoginContextのインスタンス生成処理をsynchronizedにしてください。(注3)
注1)javax.security.auth.login.configのプロパティ、アクセス権限については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“アプリケーションの開発”−“Javaアプリケーションの開発”−“アプリケーションの実行”−“システムプロパティの設定”および、“シングル・サインオン運用ガイド”の“アプリケーションの開発”−“Javaアプリケーションの開発”−“アプリケーション実行環境の設定”−“運用資源のアクセス権限の設定”を参照してください。
注2)ログイン構成ファイルについては、“シングル・サインオン運用ガイド”の“アプリケーションの開発”−“Javaアプリケーションの開発”−“アプリケーション実行環境の設定”−“ログイン構成ファイルの作成”を参照してください。
注3)LoginContextのインスタンス化については、“シングル・サインオン運用ガイド”の“アプリケーションの開発”−“Javaアプリケーションの開発”−“プログラムの開発” −“LoginContextのインスタンス化”を参照してください。
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