Interstage Application Server メッセージ集
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目次
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27.1.1 Servletの採取資料について
各メッセージの[原因]、[ユーザの対処]から、問題を解決できない場合は、資料を採取のうえ、技術員に連絡してください。
■採取対象の資料
◆Servletサービスの各種ログ
以下のログを採取してください。
- Servletサービスのログ
C:\Interstage\F3FMjs2\log\jswatch.log
/var/opt/FJSVjs2/log/jswatch.log
- サーブレット・ゲートウェイのログ
- 使用しているWebサーバがInterstage HTTP Serverの場合
サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルのApJServLogFileで指定したログファイル
- 使用しているWebサーバがInterstage HTTP Server以外の場合
サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイルのLogFileで指定したログファイル
- サーブレット・コンテナの起動ログ
C:\Interstage\F3FMjs2\log\[containername].log
/var/opt/FJSVjs2/log/[containername].log
- コンテナの標準出力ログ、標準エラー出力ログ
サーブレット・コンテナ環境定義ファイルのLoggerタグで指定したログファイル
- サーブレットのログ
サーブレット・コンテナ環境定義ファイルのLoggerタグで指定したログファイル
- サーブレット・コンテナのログ
サーブレット・コンテナ環境定義ファイルのLoggerタグで指定したログファイル
“.old”の拡張子がつくファイルもあれば、そのファイルも採取してください。
◆環境定義ファイル
以下のファイルを採取してください。
- JServlet環境定義ファイル
C:\Interstage\F3FMjs2\conf\jswatch.conf
/etc/opt/FJSVjs2/jswatch.conf
/etc/opt/FJSVjs2/jswatch.conf
- サーブレット・ゲートウェイ環境定義ファイル
- 使用しているWebサーバがInfoProvider Proの場合
InfoProvider Pro環境定義ファイルで任意に指定したファイル
- 使用しているWebサーバがInterstage HTTP Serverの場合
Interstage HTTP Server環境定義ファイルで任意に指定したファイル
- 使用しているWebサーバがInternet Information Serverの場合
C:\Interstage\F3FMjs2\conf\jsgw.conf
- 使用しているWebサーバがSun ONE Web Server(iPlanet Web Server)の場合
obj.confファイルで任意に指定したファイル
- サーブレット・コンテナ環境定義ファイル
JServlet環境定義ファイルの[containername].containerconfで指定した環境定義ファイル
- Webアプリケーション環境定義ファイル
各WebアプリケーションのWeb.xml
◆システムログ
以下のログを採取してください。
- 現象発生時のイベントビューアのログ(バイナリ)
- 現象発生時のシステムログ(/var/adm/messages)
- 現象発生時のシステムログ(/var/log/messages)
◆Webサーバの環境定義ファイル
以下のファイルを採取してください。
◆その他の資料
以下のファイルが出力されている場合は、上記の資料とあわせて採取してください。
- Webサーバのアクセスログ
- Webサーバのエラーログ
- user.dmp[クラッシュダンプ]
- Dr Watson[ログファイルパス]
- drwtsn32.log
- コアイメージファイル(core)
現象発生時(現象発生時に採取できなかった場合は再現時)、以下の操作を実行して採取してください。
- jscontdispコマンドで当該コンテナのプロセス番号を確認してください。
- gcoreコマンドを実行してください。
gcore プロセスID
- サーブレット・コンテナの実行ディレクトリ配下にコアイメージファイル(core)が出力されるので、技術員に連絡し、その指示に従って採取してください。
- full thread dump
現象発生時(現象発生時に採取できなかった場合は再現時)、以下の操作を実行して採取してください。
- JServlet環境定義ファイルの[containername].bin.parametersに以下のjavaの実行オプションを追加してください。
-XX:+JavaMonitorsInStackTrace
- jscontdispコマンドで当該コンテナのプロセス番号を確認してください。
- 当該コンテナ(Java VM)にシグナル SIGQUIT を送信してください。
SIGQUIT の送信には kill コマンド使用します。
例)kill -QUIT プロセス番号
- 数秒後、もう数回SIGQUITを送信して下さい。分析には数回分のFull thread dumpが必要になります。
- full thread dumpは“サーブレット・コンテナの起動ログ”に出力されます。
◆その他の情報
上記の資料のほか、以下の内容について情報をまとめ、技術員にお知らせください。
- システムの構成
- 現象発生時の詳細状況
- 現象発生までのオペレーション
- JAVAのバージョン情報
- パッケージ情報
■full thread dump自動採取機能
サーブレット・コンテナのfull thread dumpが自動的に採取されます。
full thread dumpは“サーブレット・コンテナの起動ログ”に出力されます。
ただし、以下の場合はfull thread dumpは出力されません。
- full thread dump出力先のログが10メガバイトを超えた場合
- JServlet環境定義ファイルの定義項目[containername].logにfalseを設定した場合
- WebサーバがInterstage HTTP ServerもしくはApache HTTP Serverであり、サーブレット・ゲートウェイでタイムアウトを検出した場合
full thread dumpは、サーブレット・ゲートウェイのタイムアウトの原因や、サーブレット・コンテナが強制停止された原因の調査に有効な資料となります。
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