Interstage Application Server メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第13章 メッセージ番号がirepで始まるメッセージ> 13.13 irep15000番台のメッセージ

13.13.21 irep15073

IREP: ERROR: irep15073: error occurred during replication management of slave %s1. Retry it. Detail=%s2:%s3 [%s4]

IREP: エラー: irep15073: スレーブ %s1 のレプリケーション運用中にエラーが発生しました 再試行を実施します detail=%s2:%s3 [%s4]

[可変情報]
 %s1:レプリケーション先ホスト名
 %s2:コマンドコード
 %s3:LDAPエラーコード
 %s4:リポジトリ名

[意味]
 スレーブに対するレプリケーション運用中にエラーが発生しました。再試行します。

[ユーザの対処]
 LDAPエラーコードに従って定義内容を見直してから、リポジトリを再起動してください。

LDAPエラーコード

対処

1(0x01)

要求された処理は、現在の状態では実行できません。指定されたobjectClassが存在していません。以下を参照して、スレーブ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。
 “Smart Repository運用ガイド”の“レプリケーション形態の運用監視と修復”-“スレーブのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

16(0x10)

該当する属性がありません。スキーマ拡張されていない可能性があります。以下を参照して、スレーブ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。
 “Smart Repository運用ガイド”の“レプリケーション形態の運用監視と修復”-“スレーブのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

17(0x11)

未定義の属性名が指定されました。以下を参照して、スレーブ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。
 “Smart Repository運用ガイド”の“レプリケーション形態の運用監視と修復”-“スレーブのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

19(0x13)

指定した属性に対する操作が正しくありません。以下を参照して、スレーブ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。
 “Smart Repository運用ガイド”の“レプリケーション形態の運用監視と修復”-“スレーブのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

21(0x15)

指定された属性値の内容が、属性構文に違反しています。以下を参照して、スレーブ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。
 “Smart Repository運用ガイド”の“レプリケーション形態の運用監視と修復”-“スレーブのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

34(0x22)

識別名(DN)の形式に誤りがあります。スキーマ拡張されていない可能性があります。以下を参照して、スレーブ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。
 “Smart Repository運用ガイド”の“レプリケーション形態の運用監視と修復”-“スレーブのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”

49(0x31)

次の原因が考えられます。

  • マスタ側とスレーブ側の“公開ディレクトリ”が一致していない可能性があります。
    マスタ側とスレーブ側の“公開ディレクトリ”が一致していることを確認してください。“公開ディレクトリ”の指定が一致していない場合は、以下を参照して、スレーブ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。
     “Smart Repository運用ガイド”の“レプリケーション形態の運用監視と修復”-“スレーブのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”
  • 上記以外の場合は、マスタ側とスレーブ側の双方でiscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

53(0x35)

次の原因が考えられます。

  • マスタ側の“レプリケーション先ホスト情報”の“接続用DN”と、スレーブ側の“管理者用DN”が一致していない可能性があります。
    マスタ側の“レプリケーション先ホスト情報”の“接続用DN”と、スレーブ側の“管理者用DN”が一致していることを確認してください。一致していない場合は、以下を参照してスレーブ側リポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。
     “Smart Repository運用ガイド”の“レプリケーション形態の運用監視と修復”-“スレーブのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”
  • マスタ側の“レプリケーション先ホスト情報”の“接続用パスワード”と、スレーブ側の“管理者用DNのパスワード”が一致していない可能性があります。
    マスタ側の“レプリケーション先ホスト情報”の“接続用パスワード”と、スレーブ側の“管理者用DNのパスワード”が一致していることを確認してください。一致していない場合は、以下を参照してパスワードを再設定してください。
     “Smart Repository運用ガイド”の“運用・保守”-“スレーブサーバのパスワード変更”
  • スレーブ側のリポジトリがスレーブ運用するように設定されていない可能性があります。
    スレーブ側の“レプリケーション定義”の“運用形態の指定”が“スレーブで運用中”になっていない場合は、以下を参照してスレーブ側リポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。
     “Smart Repository運用ガイド”の“レプリケーション形態の運用監視と修復”-“スレーブのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”
  • 上記以外の場合は、マスタ側とスレーブ側の双方でiscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。

80(0x50)、81(0x51)

次の原因が考えられます。

  • スレーブ側ホストが起動されていないか、スレーブ側のリポジトリが起動されていない可能性があります。
    スレーブ側のリポジトリを起動してください。運用していないスレーブの場合はレプリケーション一覧から削除してください。削除は以下の手順でしてください。
  1. レプリケーションのマスタであるマシンに接続したInterstage管理コンソールを使用し、マスタ運用のリポジトリを停止します。
  2. 停止したリポジトリの[環境設定]画面で、[詳細設定 [表示]]をクリックします。
  3. [レプリケーション先ホスト一覧]で、削除するスレーブ運用のリポジトリにチェックを入れ、[削除]ボタンをクリックします。
  4. レプリケーションのマスタであるマシンに接続したInterstage管理コンソールを使用し、マスタ運用のリポジトリを起動します。
  • スレーブ側でSmart Repositoryが動作するために必要な、物理メモリの容量が不足している可能性があります。不要なプログラムを終了し、Smart Repositoryの動作に必要なメモリ容量を確保してください。Fujitsu Enablerとすべてのリポジトリを停止した状態で、利用できる物理メモリ容量が、Smart Repositoryで必要とするメモリ容量より少ない場合、物理メモリ容量が不足しています。Smart Repositoryで必要とするメモリ容量については、“チューニングガイド”の“メモリ容量”を参照してください。
    不要なプログラムを終了しても、メモリ容量が不足する場合は、メモリを増設してください。
  • SSL接続で“クライアント証明書の提示”で“提示する”が指定され、かつ、リポジトリ起動直後にレプリケーション処理が実行された場合、SSLでタイムアウトが発生することがあります。スレーブ側のシステムログを参照しirep66050メッセージが出力されていないか確認してください。
    上記エラーの場合は、マスタ側で再試行しますので、しばらく(数分)待ってからスレーブ側にデータが反映されているか確認してください。
    数十分経っても改善されない場合は、別の要因が考えられます。以下に続く対処に従ってください。
    マスタ側の“レプリケーション先ホスト情報”の“SSL定義”で指定したSSL定義とスレーブ側の“SSL定義”で指定したSSL定義の内容が一致していない可能性があります。
    マスタ側、スレーブ側のシステムログを参照しirep66000番台のメッセージが出力されていないか確認してください。出力されている場合はそのメッセージの対処に従ってください。SSLの設定については“Smart Repository運用ガイド”の“SSL通信環境の構築”を参照してください。SSLの設定が完了したら、下記の順番で再起動してください。
  1. スレーブ側リポジトリを再起動します。
  2. スレーブ側リポジトリを再起動してもエラーとなる場合はマスタ側リポジトリを再起動してください。
  • マスタ側の“レプリケーション先ホスト情報”の“ポート番号”とスレーブで設定した“ポート番号”が一致していない可能性があります。
    ポート番号を確認してください。ポート番号の不一致があった場合は、以下を参照して、スレーブ側のリポジトリとレプリケーションの再構築をしてください。
     “Smart Repository運用ガイド”の“レプリケーション形態の運用監視と修復”-“スレーブのリポジトリの修復”-“環境が壊れている場合”
  • ネットワーク管理者などに連絡のうえ、ネットワークの環境(例:hostsファイルの設定、使用するDNSサーバ/DHCPサーバの指定、使用するDNSサーバ/DHCPサーバ自体の設定)に誤りがある場合は、ネットワークの環境を見直し、再設定してください。
  • スレーブ側のリポジトリが高負荷状態のため、タイムアウトが発生し、コネクションが切断された可能性があります。この場合、マスタ側から再接続されますので対処は不要です。
  • マスタとスレーブ間で、無通信状態によりタイムアウトが発生しコネクションが切断された可能性があります。この場合、マスタ側から再接続されますので対処は不要です。

 上記以外のLDAPエラーコードの場合は、“Smart Repository運用ガイド”の“LDAPエラーコード”を参照して、定義内容を見直し後、以下を参照して、スレーブ側のリポジトリとレプリケーションを再構築してください。
 “Smart Repository運用ガイド”の“レプリケーション形態の運用監視と修復”-“スレーブのリポジトリの修復”-“データベース内のデータが壊れている場合”


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