Interstage Application Server メッセージ集 |
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ | > 第11章 メッセージ番号がIJServer2で始まるメッセージ | > 11.5 IJServer21000番台のメッセージ |
IJServer: ERROR: IJServer21092: created EJB object is deleted: NAME=%s1 CODE=%s2
IJServer: エラー: IJServer21092: createされたEJB Objectが削除されています: NAME=%s1 CODE=%s2
[可変情報]
%s1:EJBアプリケーション名
%s2:EJBObject識別子
[意味]
クライアントアプリケーションから存在しないEJB objectに対してメソッドを実行しているため、メソッドの処理を中断しました。
以下に原因により、EJB objectが削除されている可能性があります。
[システムの処理]
クライアントアプリケーションにjava.rmi.NoSuchObjectExceptionを返却し、処理を継続します。
[ユーザの対処]
以下にそれぞれのエラー原因に対する対処を説明します。
[対処]
本エラーが発生して、クライアントアプリケーションにjava.rmi.NoSuchObjectExceptionが返却された場合、クライアントアプリケーションではcreateメソッドを実行してEJB objectを再作成してから処理を継続するように処理する必要があります。
上記のように処理されている場合には対処は必要ありません。上記のように処理されていない場合には、クライアントアプリケーションを修正して、クライアントアプリケーションを再度実行してください。
[対処]
当該メッセージが出力される前に、“IJServer21104”のメッセージが出力されている場合、当該メッセージの可変情報として出力されているEJB object識別子と、“IJServer21104”のメッセージの可変情報として出力されているEJB object識別子が、一致していないか確認してください。
一致している場合、createメソッドで作成したEJB objectがSTATEFUL Session Beanの無通信監視機能によって削除されている可能性があります。以下のどちらかで対処してください。
- Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [IJServer名] > [EJBアプリケーション] > [EJBアプリケーション名]において、“無通信監視時間”を確認してください。時間が短すぎる場合には変更して、IJServerを再起動してください。IJServerを再起動後にクライアントアプリケーションを再度実行してください。
- 本エラーが発生してクライアントアプリケーションにjava.rmi.NoSuchObjectExceptionが返却された場合、クライアントアプリケーションではcreateメソッドを実行してEJB objectを再作成してから処理を継続するように処理する必要があります。上記のように処理されている場合には対処は必要ありません。上記のように処理されていない場合には、クライアントアプリケーションを修正して、クライアントアプリケーションを再度実行してください。
[対処]
エラーが発生した前処理でシステム例外が発生したため、EJBコンテナにおいて処理の継続ができないと判断してEJB objectを削除しています。システム例外が発生した原因を取り除いてクライアントアプリケーションを再度実行してください。
[対処]
以下のどちらかの対処を実施してください。
- クライアントアプリケーションで不当にremoveメソッドを実行していないか確認して、不当に実行している場合にはクライアントアプリケーションを修正してからクライアントアプリケーションを再度実行してください。
- 異常時の後処理などでEJB objectが残存することを防ぐために、必ずremoveメソッドを実行しているようなアプリケーションの場合、removeメソッドが二重発行される場合があります。この場合にはエラーが発生しても問題ありませんので、処理を継続してください。
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