Interstage Application Server メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第10章 メッセージ番号がIJServer1で始まるメッセージ> 10.6 IJServer12000番台のメッセージ

10.6.27 IJServer12027

(error) IJServer12027: The connection of IJServer was aborted. The following are the most common causes of this error: IJServer stops, Web Application timed out, Setting up SSL on IJServer. serverName=<serverName> serverPort=<serverPort> host=<host> port=<port> uri=<uri> errno=<errno> pid=<pid> tid=<tid>

[可変情報]
 <serverName>=Webサーバのサーバ名
 <serverPort>=Webサーバのポート番号
 <host>=ワークユニット(IJServer)のホスト名
 <port>=ワークユニット(IJServer)のポート番号
 <uri>=Webブラウザの要求。リクエストURI
 <errno>=エラー番号
 <pid>=WebサーバのプロセスID
 <tid>=WebサーバのスレッドID

[意味]
 ワークユニット(IJServer)とのコネクションが中断されました。

[原因]
 以下の原因が考えられます。

  1. アプリケーションタイムアウトによりワークユニットのプロセスが強制停止しました。
  2. ワークユニット(IJServer)が停止されました。
  3. Webアプリケーションの異常によりワークユニット(IJServer)が一時停止しました。
  4. WebサーバコネクタとServletコンテナ間でSSLを使用する設定が一致しません。
  5. ワークユニット(IJServer)が過負荷状態です。Java VMでメモリ不足が発生している可能性があります。

[システムの処理]
 Webサーバコネクタは、ワークユニット(IJServer)への接続を中断し、Webブラウザにステータスコード500(Internal Server Error)のメッセージを通知しました。

[ユーザの対処]
 以下の対処を行ってください。
 また、ワークユニット(IJServer)のコンテナログにメッセージが出力されている場合は、出力されているメッセージの対処にしたがってください。

  1. ワークユニットのプロセスが強制停止した場合には、Interstage管理コンソールで、[ワークユニット] > “ワークユニット名” > [環境設定]タブ > [詳細設定] > [ワークユニット設定] > [アプリケーションの最大処理時間]を大きくしてください。
  2. ワークユニット(IJServer)が停止している場合には、[ワークユニット] > “ワークユニット名” > [操作]タブでワークユニット(IJServer)を起動してください。
  3. Webアプリケーションの異常によりワークユニット(IJServer)が停止した場合には、Webアプリケーションを確認してください。特にJNI(Java Native Interface)を使用したアプリケーションに不具合がある可能性があります。
  4. マルチサーバ管理機能を使用していない場合で、Webサーバとワークユニット(IJServer)を別のサーバマシンで運用している場合には、Webサーバコネクタまたはワークユニット(IJServer)でSSLの使用を以下のように設定してください。
  5. 本エラーメッセージが慢性的に出力される場合には、ワークユニット(IJServer)のプロセス多重度を増やすか、またはシステム構成(ハードウェア、ソフトウェア)を見直して、過負荷に対して十分なシステムを構築してください。必要であればCPUのアップグレードも検討してください。
    イベントログ(システムログ)、またはIJServerのコンテナログを参照してください。Java VMのメモリ不足(OutOfMemoryError)が発生している場合には、“トラブルシューティング集”の“Java実行環境運用時の異常”−“OutOfMemoryError発生時の対応”を参照して対処してください。

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