Interstage Application Server メッセージ集
|
目次
|
7.13.5 es11304
ES: ERROR: es11304: [tttttt] The block function cannot be used for the specified EventChannel (%s1::%s2). Alternatively, blocking cannot be placed or cancelled because the block function is set to unavailable.
ES: エラー: es11304: [tttttt] 指定したイベントチャネル(%s1::%s2)は閉塞機能が使用できない、または閉塞機能を使用する設定になっていないため閉塞・閉塞解除できません。
[可変情報]
%s1:イベントチャネルグループ名
%s2:イベントチャネル名
[意味]
指定したイベントチャネルグループ%s1のイベントチャネル%s2は、閉塞機能が使用できません。または、閉塞機能を使用しない設定になっているため、閉塞・閉塞解除できません。
[システムの処理]
処理を中止します。
[ユーザの対処]
閉塞・閉塞解除を行う場合は、閉塞機能が使用可能なイベントチャネルに対して、閉塞機能を使用する設定を行う必要があります。
以下の手順でイベントチャネルの環境を確認してください。
- イベントサービス運用コマンドを使用する場合
- 閉塞機能が使用可能なイベントチャネルであるかを確認します。
“essetcnfchnl -d -g %s1”を実行し、“EventChannel blockade function”に“available”と表示された場合は、閉塞機能が使用可能なイベントチャネルであることを示します。
なお、“available”は、静的生成運用のイベントチャネル作成時(esmkchnl実行時)に以下を指定して作成したイベントチャネルであることを意味します。
- ノーティフィケーションサービス/JMS(-notify)
- ローカルトランザクション運用を行う(-tran)またはグローバルトランザクション運用を行う(-ots)
- メッセージングモデル:Point-To-Pointモデル(-ptp)
閉塞機能が使用できないイベントチャネルであった場合、以下の手順でイベントチャネルを再作成してください。
- イベントチャネルの停止(esstopchnl)
- イベントチャネルの削除(esrmchnl)
- イベントチャネルの作成(esmkchnl)
注)-notify -tran -ptpオプション、または-notify -ots -persist all -ptpオプションを指定する必要があります。
- イベントチャネルの構成情報の設定(essetcnfchnl)
注)-blockade(イベントチャネルの閉塞機能を使用する)オプションを指定する必要があります。
- イベントチャネルの起動(esstartchnl)
- イベントチャネルが閉塞機能を使用する設定となっているかを確認します。
“essetcnfchnl -d -g %s1”を実行し、“EventChannel blockade level”に“1”または“2”と表示された場合は、閉塞機能を使用する設定になっていることを示します。
また、“default”が表示された場合は、さらに“essetcnf -d”を実行し、“EventChannel blockade level”に“1”または“2”が設定された場合は、閉塞機能を使用する設定になっていることを示します。
イベントチャネルが閉塞機能を使用しない設定となっていた場合、essetcnfコマンドを使用して、イベントサービスの構成情報を再設定してください。essetcnfコマンド実行は、-threshold、-safety、-blockadeオプションを指定する必要があります。
- イベントチャネルを再起動します。“esstopchnl -g %s1”および“esstartchnl -g %s1”を実行し、イベントチャネルを再起動してください。
- イベントチャネルを以下の手順で閉塞します。
デフォルトシステムの場合:
/opt/FJSVes/bin/eschgblock -g イベントチャネルグループ名 -c イベントチャネル名 -b on
拡張システムの場合:
/opt/FJSVes/bin/eschgblock -g イベントチャネルグループ名 -c イベントチャネル名 -b on -M システム名
/opt/FJSVes/bin/eschgblock -g イベントチャネルグループ名 -c イベントチャネル名 -b on
なお、閉塞解除する場合は以下の手順です。
デフォルトシステムの場合:
/opt/FJSVes/bin/eschgblock -g イベントチャネルグループ名 -c イベントチャネル名 -b off
拡張システムの場合:
/opt/FJSVes/bin/eschgblock -g イベントチャネルグループ名 -c イベントチャネル名 -b off -M システム名
/opt/FJSVes/bin/eschgblock -g イベントチャネルグループ名 -c イベントチャネル名 -b off
eschgblockコマンドについては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“eschgblock”を参照してください。
- Interstage管理コンソールを使用する場合
- 閉塞機能が使用可能なイベントチャネルであるかを確認します。
JMSおよびイベントサービスのイベントチャネルの状態表示画面で、[操作]に[閉塞]/[閉塞解除]ボタンが表示されていることを確認してください。
なお、上記のボタンが表示されている場合は、静的生成運用のイベントチャネル作成時に以下を指定して作成したイベントチャネルであることを意味します。
- [ノーティフィケーションサービス機能]:“使用する”
- [ローカルトランザクション]:“使用する”
または、[グローバルトランザクション]:“使用する”
- [モデル]:“Point-To-Point”
閉塞機能が使用できないイベントチャネルであった場合、以下の手順でイベントチャネルを再作成してください。
- [停止]ボタンをクリックし、イベントチャネルを停止する
- [削除]ボタンをクリックし、イベントチャネルを削除する
- [新規作成]タブで、詳細設定[表示]をクリックし、以下の設定を行ったあと、[作成]ボタンをクリックする
−[ノーティフィケーションサービス機能]:“使用する”
−[ローカルトランザクション]:“使用する”
または、[グローバルトランザクション]:“使用する”
−[モデル]:“Point-To-Point”
- イベントチャネルの環境設定画面で、以下の設定を行ったあと、[適用]ボタンをクリックする。
−[閉塞運用モード]:“運用操作による閉塞運用を有効にし、自動閉塞運用を無効とする”または“運用操作および自動閉塞運用を有効とする”
- イベントチャネルの状態表示画面で、[起動]ボタンをクリックし、イベントチャネルを起動する。
- イベントチャネルを再起動します。イベントチャネルの状態表示画面で[停止]ボタンをクリックしたあと、[起動]ボタンをクリックしてください。
- イベントチャネルを閉塞します。
JMSおよびイベントサービスのイベントチャネルの状態表示画面で、[操作]の[閉塞]ボタンをクリックしてください。
なお、閉塞解除する場合は、[閉塞解除]ボタンをクリックしてください。
All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005