Interstage Application Server メッセージ集 |
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ | > 第5章 メッセージ番号がEJBで始まるメッセージ | > 5.12 EJB1000番台のメッセージ |
EJB: ERROR: EJB1024: EJB object not exist: NAME=%s1
EJB: エラー: EJB1024: EJB objectが存在しません: NAME=%s1
[可変情報]
%s1:EJBアプリケーション名
[意味]
クライアントアプリケーションから存在しないEJB objectに対してメソッドを実行しているため、メソッドの処理を中断しました。
以下の原因により、EJB objectが削除されている可能性があります。本メッセージ発生直前にEJB1001またはEJB1057のメッセージが出力されている場合、クライアントアプリケーション実行中にEJBアプリケーションを停止し、EJBアプリケーションを再起動した可能性があります。
[システムの処理]
クライアントアプリケーションにjava.rmi.NoSuchObjectExceptionを返却し、処理を継続します。
[ユーザの対処]
以下にそれぞれのエラー原因に対する対処を説明します。
[対処]
本エラーが発生してクライアントアプリケーションにjava.rmi.NoSuchObjectExceptionが返却された場合、クライアントアプリケーションではcreateメソッドを実行してEJB objectを再作成してから処理を継続するように処理する必要があります。
上記のように処理されている場合には対処は必要ありません。上記のように処理されていない場合には、クライアントアプリケーションを修正して、クライアントアプリケーションを再度実行してください。
[対処]
createメソッドで作成したEJB objectがセションタイムアウト機能によって削除されている可能性があります。以下のどちらかで対処してください。
- 可変情報に出力されたEJBアプリケーション名のセションタイムアウト時間を確認してください。時間が短い場合には、大きく設定してEJBアプリケーションを再起動してから、クライアントアプリケーションを再度実行してください。セションタイムアウトの設定方法については、V5.1以前のマニュアルの“J2EE ユーザーズガイド”の“セションタイムアウト”を参照してください。
- 本エラーが発生してクライアントアプリケーションにjava.rmi.NoSuchObjectExceptionが返却された場合、クライアントアプリケーションではcreateメソッドを実行してEJB objectを再作成してから処理を継続するように処理する必要があります。上記のように処理されている場合には対処は必要ありません。上記のように処理されていない場合には、クライアントアプリケーションを修正して、クライアントアプリケーションを再度実行してください。
[対処]
エラーが発生した前処理でシステム例外が発生したため、EJBコンテナが処理の継続ができないと判断してEJB objectを削除しています。システム例外が発生した原因を取り除いてクライアントアプリケーションを再度実行してください。
[対処]
以下のどちらかの対処を実施してください。
- クライアントアプリケーションで不当にremoveメソッドを実行していないか確認して、不当に実行している場合にはクライアントアプリケーションを修正してからクライアントアプリケーションを再度実行してください。
- 異常時の後処理などでEJB objectが残存しないように必ずremoveメソッドを実行しているようなアプリケーションの場合、removeメソッドが二重発行される場合があります。この場合にはエラーが発生しても問題ありませんので、処理を継続してください。
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