Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
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第1章 C言語インタフェース> 1.13 Currentインタフェース

1.13.9 CosTransactions_Current_suspend

名前

 CosTransactions_Current_suspend

形式

 #include  "orb.h"
 #include  "CosTransactions.h"
 CosTransactions_control CosTransactions_Current_suspend(
                                CosTransactions_Current current,
                                CORBA_Environment       *env);

機能説明

 アプリケーションで生成したトランザクションをいったんスレッドとの関係を切り離し、停止させます。そのトランザクションを管理するトランザクションコンテキストを管理するControlオブジェクトを返します。
この機能が正常終了した場合、resume機能が実行されるまで、このトランザクションは有効になりません。

パラメタ

 current
 CORBA_ORB_resolve_initial_referencesメソッド (CORBA_ORB_ObjectId_TransactionCurrent)で取得したCurrentインタフェースのオブジェクトリファレンスを指定します。
 *env
 例外情報を獲得するためにCORBA_Environment構造体を参照するポインタを指定します。

復帰値

 正常終了した場合は、env構造体の_majorにCORBA_NO_EXCEPTIONが設定され、復帰値にトランザクションを識別するための文字列を返します。トランザクションが作成されていない場合は、NULL文字を返します。異常終了した場合は、env構造体の_majorにCORBA_SYSTEM_EXCEPTIONが設定され、env構造体の_idに詳細情報が設定されます。

 システム例外の場合、以下の詳細情報が設定されます。
ex_CORBA_StExcep_NO_MEMORY:
 動的メモリの獲得に失敗しました。
ex_CORBA_StExcep_UNKNOWN:
 CORBAサービスで初期化エラーが発生しました。
ex_CORBA_StExcep_INTERNAL:
 CORBAサービスで異常が発生しました。

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