Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
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1.11.10 CORBA_ORB_net_disconnect()
名前
CORBA_ORB_net_disconnect − 通信資源の解放
形式
void
CORBA_ORB_net_disconnect(
CORBA_ORB orb,
CORBA_Object obj,
CORBA_Environment *env )
機能説明
本関数は、objで指定されたオブジェクトが使用している通信資源を解放します。
パラメタ
- orb
- CORBA_ORB_init()によって獲得したORBのオブジェクトリファレンス。
- obj
- 切断対象のオブジェクトリファレンス。
- env
- 例外情報が格納される構造体。
復帰値
正常終了した場合、CORBA_NO_EXCEPTIONが返されます。
異常終了した場合、env構造体の_majorにはCORBA_SYSTEM_EXCEPTIONが設定され、_idと_minorに詳細情報が設定されます。_idの意味と値は次のとおりです。_minorの意味については、“メッセージ集”の“CORBAサービスから通知される例外情報/マイナーコード”を参照してください。
- CORBA_INV_OBJREF
- 不当なObjectを指定しました。
コネクションがすでに切断済です。
- CORBA_COMM_FAILURE
- 通信異常が発生しました。
注意事項
- 本関数を発行した場合、クライアントアプリケーションの状態により以下のエラーが通知される場合があります。
- スレッドモードで動作するアプリケーションの場合で本関数を発行したスレッド以外でサーバとの通信を行っていた場合、サーバと通信を行っているスレッドにCORBA_COMM_FAILUREが通知されます。
- 非同期リクエストを発行している場合に非同期依頼の結果が受け取れません。
- 同一のobjに対し本関数を発行した場合、 CORBA_INV_OBJREFが通知されます。
- サーバマシンに対するコネクション情報が存在しない場合は、CORBA_INV_OBJREFまたはCORBA_COMM_FAILUREが通知されます。
- 本関数を発行したクライアントプロセスでパラメタに指定した解放対象のobjが存在するサーバマシンを共用するその他のオブジェクトの持つインスタンス情報も併せて解放されます。
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