Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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目次
索引
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A.31 odadmin_ex
名前
odadmin_ex − CORBAサービスの初期環境設定
形式
odadmin_ex
機能説明
odadmin_exコマンドは、CORBAサービス導入後の動作環境を設定します。GUI画面でネーミングサービス、インタフェースリポジトリサービス、ロードバランスオプションの使用の有無を確認し、動作に必要な環境設定を行います。インタフェースリポジトリを使用すると指定した場合は、同時にデータベースの作成も行われます。
以下に本コマンドによる設定内容の概要を示します。
- インタフェースリポジトリの使用の有無
インタフェースリポジトリを使用する場合の環境設定内容
- 使用するインタフェース(標準インタフェース/Valueインタフェース)
- データベースの管理者/グループ/格納先/格納サイズ
- ネーミングサービスの使用の有無
リモートのネーミングサービスを使用する場合の環境設定内容
- ロードバランスオプションの使用の有無
ネーミングサービス/ロードバランスオプションを使用する場合の環境設定内容
- 日本語名の使用の有無
- 日本語名を使用使用する場合のコード系(SJIS/EUC)
注意事項
- 本コマンドを実行する場合、inithostファイルに指定されているインタフェースリポジトリサービスおよびネーミングサービスのホスト名をコメントまたは削除してください。なお、inithostで他のホストを設定する場合は、odadmin_exの実行後に設定してください。
- インタフェースリポジトリの再構築を行う場合は以下の手順で実施してください。
- GUI画面の環境設定対象サービスでインタフェースリポジトリサービスのみチェックする。(ネーミングサービスおよびロードバランスオプションはチェックしない)
- Interstageの初期化処理で"EJBを使用する"として初期化済みの場合は、インタフェースで"標準インタフェース"と" Valueインタフェース"の両方を選択する。EJBを使用しない場合は"標準インタフェース"のみ選択する。
- データベースの設定において、現在のデータベース格納ディレクトリと同じディレクトリを指定する。
- Windows(R) 2000 Server、またはWindows(R) 2000 Advanced Serverでターミナルサービスを使用している場合、本コマンド実行前に、以下のコマンドを実行して、インストールモードへの切替えを行う必要があります。
CHANGE USER /INSTALL
また、本コマンド実行後は、以下のコマンドを実行して、インストールモードからアプリケーション実行モードに戻してください。
CHANGE USER /EXECUTE
備考
(1) 標準インタフェースとValueインタフェースについて
標準インタフェース
CORBAアプリケーションを運用する場合に必要なインタフェースです。EJBの実行環境としてのみ使用する場合は、標準インタフェースを設定する必要はありません。
Valueインタフェース
サーバをEJBの実行環境として運用する場合に必要なインタフェースです。Valueインタフェースは、Java RMIでサポートされているオブジェクト渡し機能を実現します。
(2) CORBAサービスの再初期化
環境破壊などによる資源復旧のためにCORBAサービスを再初期化が必要な場合、以下を実行することで、前回のCORBAサービスの初期環境設定時(odadmin_exコマンドまたはInterstage統合コマンド(isinitなど))に指定した情報で再初期化を行うことができます。
odadmin -f 環境設定情報ファイル
環境設定情報ファイルとして、以下が使用できます。
- odadmin_exコマンドで初期環境設定を行った場合:
Interstageインストールフォルダ\ODWIN\var\odenvfile
- Interstage統合コマンドで初期環境設定を行った場合:
Interstageインストールフォルダ\TD\var\iscom\isei_odenvfile
なお、初回の環境設定時や設定した情報を変更する場合、または環境設定情報ファイルが存在しない、ファイルの情報不足により環境設定が正しく行われないなどの場合は、odadmin_exコマンドまたはInterstage統合コマンドを実行してください。
メッセージ
起動時に表示されるメッセージと意味は以下のとおりです。
The file needed for environment setting does not exist.
環境設定に必要なファイルがありません。
環境設定に必要なファイルが存在しません。
Invalid settings in the environment setting file.
The install directory of database is not specified, or no such directory.
環境設定ファイルの内容に誤りがあります。
データベース格納先の設定がありません。または、指定したデータベース格納先が存在しません。
データベース作成ディレクトリに誤りがあります。
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