Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編) |
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第11部 保守編 | > 第30章 保守情報採取コマンド |
odformtrace − トレースファイルの出力
odformtrace [-p pid] [-d dir] [-M system]
odformtraceコマンドは、メモリ上に採取されたトレース情報をトレースファイル(バイナリ)に出力します。
本コマンドでオプションを指定しない場合は、すべてのCORBAアプリケーションのトレース情報を出力します。
トレース情報は、以下に出力されます。
(インストールパスはデフォルト)
C:\Interstage\ODWIN\var\trace\traceXXXX.log(XXXXは16進数の数値) |
(インストールパスはデフォルト)
/opt/FSUNod/var/trace/traceXXXX.log(XXXXは16進数の数値) |
/opt/FJSVod/var/trace/traceXXXX.log(XXXXは16進数の数値) |
トレース情報の出力先にすでに同じファイル名の古いファイルが存在した場合は、古いファイルのサフィックスを"log"から"old"に変更して同じディレクトリに格納されます。
なお、トレース機能の詳細については、“トラブルシューティング集”の“障害調査資料の採取”に記載されている“CORBAサービスのトレース情報の採取”を参照してください。
本コマンドで指定可能なオプションとパラメタを以下に示します。
pidで指定されたプロセスIDに対応するプロセスのトレース情報をトレースファイルに出力します。
トレースファイルを格納するディレクトリをdirで指定されたディレクトリに変更します。
絶対パス指定、相対パス指定の両方が可能です。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
− Interstage Application Server Enterprise Edition
メモリ上に採取されたトレース情報の出力処理を行っている途中でアプリケーションが動作しメモリ上のトレース情報が更新される場合があります。この場合、ファイル出力用のトレース情報から不整合を検出し、od15067メッセージを出力してトレースファイルの出力に失敗します。トレースファイルの出力に失敗した場合は、odformtraceコマンドを再実行してください。
odformtrace odformtrace -p 203 |
odformtrace -p 203 -d C:\TEMP\TRACE |
odformtrace -p 203 -d /tmp/trace |
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