Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編) |
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第11部 保守編 | > 第29章 バックアップコマンド |
odrestoresys − CORBAサービス資源ファイルのリストア・移入
(1) CORBAサービス資源ファイルのリストア
odrestoresys -r [-od] [-ns] [-ir] backupdir [-M system]
(2) CORBAサービス資源ファイルの移入
odrestoresys [-u] [-h hostname -p portnum] [-irpath path] backupdir [-M system]
(3) Interstage V3環境のCORBAサービス資源ファイルのリストア
odrestoresys -r -v3 backupdir [-M system]
odrestoresysコマンドは、odbackupsysコマンドでバックアップ・移出を行ったCORBAサービス資源ファイルのリストア・移入を行います。CORBAサービス資源ファイルには、CORBAサービス(ORB)資源、ネーミングサービス資源、ロードバランス資源、インタフェースリポジトリ資源が含まれます。
“(1) CORBAサービス資源ファイルのリストア”は、同一マシン上にリストアを行う場合に使用します。CORBA資源ファイル内のホスト名およびポート番号は、変更しません。
“(2) CORBAサービス資源ファイルの移入”は、異なるマシンなどに移入を行う場合に使用します。CORBAサービス資源ファイル内のホスト名・ポート番号を変更します。
“(3) Interstage V3環境のCORBAサービス資源ファイルのリストア”は、V3以前の環境からV4以降の環境へレベルアップを行う際に、V3以前の資源をV4以降の環境へリストアを行う場合に使用します。
以下に、odrestoresysコマンドの引数を説明します。
移出元のconfigのIIOP_hostnameパラメタが設定されていない場合、移入先のconfigのIIOP_hostnameパラメタを設定しません。
CORBAサービス資源ファイル(configのIIOP_hostnameパラメタ, initial_hosts/inithost, initial_services/init_svc, impl.db, CosNamingディレクトリ配下のファイル)に設定されているホスト名を、hostnameで指定したホスト名に変更して、移入を行います。
-uオプションが同時に指定された場合、移出元のconfigのIIOP_hostnameパラメタが設定されていないと、configのIIOP_hostnameパラメタを設定しません。
configファイルのIIOP_hostnameパラメタに誤ったホスト名が設定されていると他ホストから接続を受け付けることができなくなる場合がありますので、hostnameの指定には注意してください。IIOP_hostnameパラメタの詳細については“チューニングガイド”の“config”を参照してください。
CORBAサービス資源ファイル(configのIIOP_portパラメタ, initial_hosts/inithost, initial_services/init_svc, impl.db, CosNamingディレクトリ配下のファイル)に設定されているポート番号を、portnumで指定したポート番号に変更して、移入を行います。
インタフェースリポジトリサービス資源のデータベースをpathで指定したパスに移入を行います。
ドライブ名を含む絶対パスで指定します。制御文字(ShiftJISコードの 0x00〜0x1F,0x7F)を除く文字列です。ただし、半角英文字の大文字と小文字、全角英文字の大文字と小文字は区別されません。なお、最大長は255文字です。
“/”で始まる空白文字と半角カナを除く文字列で設定します。最大長は、/usr/include/sys/param.hのMAXPATHLENの値で、終端のNULL文字を含みます。
CORBAサービス資源の情報を何も変更せずに、リストアを行います。資源を復旧する場合は、通常、本オプションを指定します。
CORBAサービス(ORB)資源のみのリストアを行います。
ネーミングサービス資源のみのリストアを行います。なお、-odオプションと同時に指定されない場合は、ネーミングサービスのデータベースのみのリストアを行います。
インタフェースリポジトリ資源のみのリストアを行います。なお、-odオプションと同時に指定されない場合は、インタフェースリポジトリのデータベースのみのリストアを行います。
odbkup, irbkup, obkbkupコマンド(Interstage V3環境で提供)を使用してバックアップを行ったInterstage V3環境のCORBAサービス資源のリストアを行います。
CORBAサービス資源の格納ディレクトリを指定します。odbackupsysコマンドで指定したディレクトリ名を指定してください。なお、-v3オプションと同時に指定された場合は、odbkup, irbkup, obfbkupコマンド(Interstage V3環境で提供)で指定したディレクトリを指定してください。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
− Interstage Application Server Enterprise Edition
IP-version値が変更される場合は、メッセージod16272が出力されます。
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