Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第11部 保守編> 第29章 バックアップコマンド

29.18 isjmxrestore

名前

 isjmxrestore − Interstage JMXサービスの資源のリストア・移入

形式


 isjmxrestore backupdir [ipaddress]

機能説明

 isjmxrestoreコマンドは、Interstage JMXサービスの資源のリストア・移入を行います。

 以下に、isjmxrestoreコマンドの引数を説明します。

backupdir

 バックアップ資源の格納ディレクトリを指定します。

ipaddress

 資源をリストアするサーバのIPアドレスを指定します。
 資源をバックアップしたサーバで、isjmx.xmlにIPアドレスの指定を行っていた場合や、資源をリストアするサーバが複数のIPアドレスを持っている場合で、Interstage JMXサービスで使用するシステムの運用管理に使用するLANと、業務で使用するLANを分けている場合などに、Interstage JMXサービスで使用するIPアドレスを指定してください。
 指定されなかった場合、IPアドレスの編集は行われません。

メッセージ

 本コマンド実行時に表示されるメッセージと意味を以下に示します。

isjmxrestore: INFO: Restore process finished.
 コマンドが正常終了しました。

isjmxrestore: ERROR: Invalid parameter.
 コマンドのパラメタ指定が間違っています。

isjmxrestore: ERROR: %s does not exist.
 コマンドのパラメタで指定したバックアップ資源の格納ディレクトリ %s は、存在しません。

isjmxrestore: ERROR: %s is not installed.
 パッケージ %sがインストールされていません。本バックアップ資源をリストアするには、パッケージ %sをインストールする必要があります。

isjmxrestore: ERROR: Restore process failed.
 コマンドが異常終了しました。本コマンド実行時の注意事項等を参照し、実行方法に誤りがないかを確認してください。実行方法に誤りがある場合は、注意事項等の記事に従い、再度コマンドを実行してください。その他の場合は、コマンドのエラー原因を示すエラー情報が、下記ファイル内の最後に出力されていますので、そのエラー情報に対する対処を行ってください。
 /var/opt/FJSVisjmx/trc/backup_restore/restore_error.log

 本メッセージの前に以下の詳細エラー情報が出力されていた場合、詳細エラーメッセージの情報に対する対処を行ってください。

Failed to restore the isjmx definition. errcode=E%d1:M%d2:O%d3:F%d4:D(line:%d5 code:%d6)

%d4の値が108の場合
メモリ不足が発生している可能性があります。しばらくしてから再度コマンドを実行してください。
%d5に番号が指定されている場合
isjmx.xml定義の記述が誤っている可能性があります。
line:%d に示す該当行に記述誤りがないか見直して下さい。
修正後、再度コマンドを実行してください。

isssvrestore: ERROR: Improper Java Execution environment.
 Javaの実行環境に誤りがあります。Interstage JMXサービスが使用するJDK/JREのインストールパスを正しく設定してください。Interstage JMXサービスのカスタマイズについては、“Interstage Application Server運用ガイド”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”を参照してください。

isssvrestore: ERROR: Improper Interstage environment.
 Interstageの環境に誤りがあります。環境変数IS_HOMEが正しく設定されているかどうかを確認し、問題がある場合は正しいInterstageのインストール先を設定してください。IS_HOMEが正しく設定されている場合は、Interstageの環境が不正な状態のため、Interstageを再インストールしてください。

注意事項

使用例

 isjmxrestore /backup


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