Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編) |
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第11部 保守編 | > 第29章 バックアップコマンド |
ijsrestore − IJServerの資源のリストア・移入
ijsrestore -d directory [-h host_table]
ijsrestoreコマンドは、IJServerの資源をIJServerの運用環境にリストア・移入します。
リストア先にIJServerの資源が存在する場合は、削除した後にリストア・移入します。そのため、バックアップ対象外のログファイルなどはリストア・移入を行うと削除されます。
以下に、本コマンドの引数を説明します。
IJServer資源をバックアップしたディレクトリ名を絶対パスで指定します。
指定したディレクトリが存在しない場合、もしくはディレクトリでない場合は、エラーとなります。
以下の場合の移入時にIPアドレスを変更する必要があるとき、変更前と変更後のIPアドレスを記述したファイル名(絶対パス)を指定することにより、移入処理時に自動的にIPアドレスを変換することができます。
− IJServerとWebサーバを分離して運用している場合
変換対象のIPアドレスはInterstage管理コンソールの以下の項目です。
− [ワークユニット] > [IJServerワークユニット名を選択] > [環境設定]タブ > [Webサーバコネクタ(コネクタ)設定]の[WebサーバのIPアドレス]
− [ワークユニット] > [IJServerワークユニット名を選択] > [環境設定]タブ > [Servletコンテナ設定]の[ServletコンテナのIPアドレス]
− [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバコネクタ] > [IJServerワークユニット名を選択] > [Servletコンテナ設定]の[ServletコンテナのIPアドレス:ポート番号]
指定するファイルは、以下のように記述します。
−コメント行には、各行の先頭にハッシュマーク(#)を記述します。
−半角スペース、タブは、無視します。
(変換前のIPアドレス) > (変換後のIPアドレス) [(IJServerワークユニット名)] : |
変換前のIPアドレス:変換前のIPアドレスを指定します。
変換後のIPアドレス:変換後のIPアドレスを指定します。
IJServerワークユニット名:特定のIJServerに対してのみIPアドレスの変換をしたい場合に、対象とするIJServerワークユニット名を指定します。省略した場合にはすべてのIJServerに対してIPアドレスの変換を行います。
例)IPアドレスを以下のように変換する場合
−変換前:IPアドレス“192.168.0.1”、変換後:IPアドレス“192.168.0.3”
−変換前:IPアドレス“192.168.0.2”、変換後:IPアドレス“192.168.0.4”、変換対象IJServer:“IJServer01”
192.168.0.1 > 192.168.0.3 192.168.0.2 > 192.168.0.4 IJServer01 |
IJServer資源を“X:\Backup”ディレクトリからリストアします。
C:\Interstage\bin\ijsrestore -d X:\Backup |
IJServer資源を“/backup”ディレクトリからリストアします。
/opt/FJSVj2ee/bin/ijsrestore -d /backup |
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