Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
目次 索引 前ページ次ページ

第7部 シングル・サインオン運用編> 第24章 シングル・サインオン運用コマンド

24.1 ssocloneac

名前

 ssocloneac − 認証サーバの複製

形式

 ssocloneac [-p|-c] -f filepath

機能説明

 認証サーバを負荷分散する場合に、認証サーバの環境を複製します。
 本コマンドはSSO管理者が使用します。なお、本コマンドは絶対パスで実行する必要はありません。

 以下に、ssocloneacコマンドのオプションと引数を説明します。

-p

 認証サーバの環境を複製するための準備を行います。
 (複製元のマシンで本コマンドを実行する場合に指定します)
 認証サーバの複製に必要な認証サーバの環境情報(Webサーバ(Interstage HTTP Server)とSSL通信を行うためのSSL定義を含む)をfilepathに指定した認証サーバの環境情報ファイルに格納します。

-c

 認証サーバを複製します。
 (複製先のマシンで本コマンドを実行する場合に指定します)
 -pオプションを指定して作成した認証サーバの環境情報ファイルを、filepathに指定します。
 認証サーバの環境情報ファイルから、本コマンドを実行しているマシンに対して、認証サーバを動作させるために必要な認証サーバの環境情報(Webサーバ(Interstage HTTP Server)とSSL通信を行うためのSSL定義を含む)を複製します。

-f filepath

 認証サーバの環境情報ファイルを絶対パスで指定します。
 -pオプション指定時は、認証サーバの環境情報をfilepathに格納します。
 -cオプション指定時は、filepathに指定した認証サーバの環境情報ファイルから認証サーバの環境を複製します。

注意事項

-pオプション指定時(認証サーバ環境の複製準備)

-cオプション指定時(認証サーバの複製)

使用例

(1)認証サーバ環境の複製準備(複製元のマシンで実行します)


 認証サーバの環境情報ファイルは、“C:\temp\ssoacfile”とします。

ssocloneac -p -f C:\temp\ssoacfile


 認証サーバの環境情報ファイルは、“/tmp/ssoacfile”とします。

ssocloneac -p -f /tmp/ssoacfile

(2)認証サーバの複製(複製先のマシンで実行します)


 認証サーバの環境情報ファイルは、“C:\temp\ssoacfile”とします。

ssocloneac -c -f C:\temp\ssoacfile
Is a Authentication server cloned ? (yes/no)(注)


 認証サーバの環境情報ファイルは、“/tmp/ssoacfile”とします。

ssocloneac -c -f /tmp/ssoacfile
Is a Authentication server cloned ? (yes/no)(注)

 注)コマンド実行後、対話入力で、“yes”、または“no”を入力してください。それ以外を入力すると、“no”を入力した場合の動作となります。また対話入力で、“yes”を入力し、コマンドが正常に終了した場合、メッセージは表示されません。“no”を入力した場合は、「ssocloneac canceled」が表示されます。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005