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第2部 OLTPシステム運用編 | > 第12章 性能分析監視コマンド |
ispmakeenv − 性能監視環境の作成と性能監視ロガーの起動
ispmakeenv [-M システム名] [-m size] [-i interval1] [-r interval2] [-d directory]
性能監視環境を作成し、性能監視ロガーを起動します。
以下にispmakeenvコマンドのオプションと引数を説明します。
対象のシステム名を指定します。
本オプションを省略すると、デフォルトシステムが対象となります。
共有メモリ量を指定します。“-m”と“size”はブランクで区切ってください。
共有メモリ量をMB(メガバイト)単位で指定します。省略した場合は、1MBで獲得します。
指定可能な最小値は1で、最大値はシステムで定義されている共有メモリ量の最大値(MB)または2046のうち、どちらか小さい値です。
性能監視ツールでは、性能情報採取に共有メモリを使用します。採取される性能情報量から容量を算出し、指定してください。性能情報量の見積り方法は、“チューニングガイド”を参照してください。
性能ログファイル採取用インターバル時間です。
性能情報を性能ログファイルに保存する時間間隔(インターバル時間)を指定します。インターバル時間は時間単位と分単位の指定が可能です。次の値が設定可能です。
時間単位:1、2、3、4(1時間〜4時間)
分単位:1m、5m、10m、20m、30m(1分、5分、10分、20分、30分)
省略した場合は、1時間となります。
リアルタイム監視用インターバル時間です。
ネットワーク管理マネージャに対して通知する性能情報を採取する時間間隔(インターバル時間)を指定します。インターバル時間は、1〜60(分)を指定できます。
省略した場合は、5分となります。
性能ログファイルを作成するディレクトリ名の絶対パス名を指定します。省略した場合は、環境変数ISP_LOGに設定されたディレクトリを設定します。当引数にも環境変数ISP_LOGにもディレクトリ名を指定しない場合は、以下のデフォルトのディレクトリ名を使用します。
性能ログファイルは、指定のディレクトリに、以下のような名前で作成されます。
性能ログファイル名:ispYYYYMMDD.log
YYYYMMDDは、ファイル作成日付です。
− YYYY:西暦
− MM:月(01〜12)
− DD:日(01〜31)
本コマンドでディレクトリ名を指定して性能監視環境を作成します。
ispmakeenv -d /tmp/isplog |
本コマンドでリアルタイム監視機能を使用した性能監視環境を作成します。
ispmakeenv -r 10 |
共有メモリ量を5MB獲得して性能監視環境を作成します。
ispmakeenv -m 5 |
共有メモリ量を1MB獲得し、インターバルを10分として性能監視環境を作成します。
ispmakeenv -i 10m |
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