Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第2部 OLTPシステム運用編> 第10章 イベントサービス運用コマンド

10.9 essetup

名前

 essetup − イベントサービスのセットアップ

形式

 essetup [ -f [-p number ] [-m number ] [ -l locale ] [ -autodiscon ] [ -ssl] ] [-M system]

機能説明

 イベントサービスをシステムにセットアップします。
 指定できるオプションとパラメタを以下に示します。

-f

 イベントファクトリをセットアップします。イベントサービスがセットアップされていない場合は、併せてイベントサービスをセットアップします。

-p number

 イベントファクトリ使用時に、システム上で動作できるイベントチャネルの最大プロセス数を指定します。指定可能な値は、1〜256です。本オプションを省略した場合は、2が指定されます。

-m number

 動的生成したMixedモデルのイベントチャネルが動作しているプロセス単位に接続するコンシューマ、サプライヤ数の合計値(最大接続数)を指定します。指定可能な値は、1〜9999です。本オプションを省略した場合は、16が指定されます。

-l locale

 日本語データを通信する場合に指定する必要があります。動的生成したイベントチャネルが動作するマシンのコード系を指定します。EUCの場合は“EUC”を、ShiftJISの場合は“SJIS”を指定します。
 サプライヤとコンシューマが同一のコード系の場合は指定する必要はありません。

 Linuxシステムでは、指定可能なコード系は“EUC”のみです。

-autodiscon

当オプションを指定した場合、アプリケーションの異常終了時などコンシューマやサプライヤが、動的生成イベントチャネルに対しdisconnectメソッドを発行せずに終了した場合、イベントチャネルに残ったコネクション情報を自動回収する機能が有効となります。指定しない場合は無効となります。

-ssl

 本オプションを指定した場合、動的生成したイベントチャネルでSSL通信を行います。SSL通信については、“セキュリティシステム運用ガイド”の“CORBAサービスでSSLを利用する方法”を参照してください。

-M system

 拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
 本オプションは、以下の製品で指定可能です。
 − Interstage Application Server Enterprise Edition

注意事項

使用例

 イベントチャネルのプロセス数“4”、コンシューマ、サプライヤの最大接続数“50”を設定し、コネクション情報の自動回収を有効とするイベントファクトリをセットアップします。イベントサービスがセットアップされていない場合は、イベントサービスも同時にセットアップします。

essetup -f -p 4 -m 50 -autodiscon


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