Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編) |
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第2部 OLTPシステム運用編 | > 第10章 イベントサービス運用コマンド |
essetcnf − イベントサービスの構成情報の管理
essetcnf -r [-M system]
essetcnf -d [-M system]
essetcnf -s list [-M system]
essetcnf -f path [-w] [-M system]
essetcnf -cr [-M system]
イベントサービスの構成情報を管理します。
指定できるオプションとパラメタを以下に示します。
構成情報の値をデフォルト値に設定します。
構成情報の内容を標準出力により表示します。
表示内容の詳細は、“アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”(Enterprise EditionおよびStandard Editionで提供)の“構成情報の設定”を参照してください。
構成情報の設定を行います。listには構成情報を示すオプションと設定値を指定します。設定可能なイベントサービスの構成情報を以下に示します。
オプション |
構成情報 |
設定値 |
|
省略時 |
有効範囲 |
||
-schmax |
静的生成のイベントチャネルの最大起動数 |
50 |
1〜10000 |
-dchmax |
動的生成のイベントチャネルの最大起動数 |
50 |
1〜10000 |
-edinit |
イベントチャネルに蓄積できるイベントデータ数の初期値 |
1000 |
1〜10000 |
-edmax |
イベントチャネルに蓄積できるイベントデータ数の最大値 |
3000 |
1〜10000000 |
-ltime |
イベントチャネルに蓄積したイベントデータの生存時間(秒) |
0 |
1〜1000000 |
-wtime |
Mixedモデルのイベントデータの待ち合わせ時間(秒) |
40 |
1〜1000000 |
-dtime |
異常検出の間隔(秒) |
5 |
1〜600 |
-sthinit |
Pushモデルの送信スレッド数の初期値 |
4 |
1〜100 |
-sthmax |
Pushモデルの送信スレッド数の最大値 |
100 |
1〜100 |
-coninit |
イベントチャネルに接続できるコンシューマ数の初期値 |
50 |
1〜1000 |
-conext |
コンシューマ数が初期値を超えた場合のコンシューマの拡張数 |
50 |
1〜1000 |
-conenum |
コンシューマ数を拡張する場合の拡張回数 |
100 |
1〜100 |
-supinit |
イベントチャネルに接続できるサプライヤ数の初期値 |
50 |
1〜1000 |
-supext |
サプライヤ数が初期値を超えた場合のサプライヤの拡張数 |
50 |
1〜1000 |
-supenum |
サプライヤ数を拡張する場合の拡張回数 |
100 |
1〜100 |
-discon |
イベントチャネル終了時のサプライヤ、コンシューマへのdisconnectメソッドの呼出し |
yes |
yes,no |
-oneway |
Pushモデルでコンシューマからの応答を待ち合わせない |
no |
yes,no |
-chksend |
Pushモデルで通信エラーが発生したコンシューマへの送信の迂回("-oneway no"指定時のみ有効) |
yes |
yes,no |
-logsize |
エラー情報を出力するログファイルサイズ(Kバイト単位) |
1024 |
1〜512000 |
-loglevel |
ログ出力のエラー情報レベル |
1 |
1,2,3 |
-logdump |
ログ出力のイベントデータの出力サイズ("-loglevel 3"指定時のみ有効:バイト単位) |
256 |
1〜512 |
-gtrnmax |
同時実行可能なグローバルトランザクション数 |
256 |
1〜1024 |
-ltrntime |
ローカルトランザクションのタイムアウト時間(秒) |
300 |
1〜1000000 |
-2pctime |
2フェーズコミットタイムアウト監視時間(秒) |
60 |
1〜20000 |
-retrytime |
リカバリ時のリトライ間隔(秒) |
30 |
1〜1000 |
-retrymax |
リカバリ時のリトライ回数 |
60 |
1〜100 |
-pltime |
イベントデータおよび接続情報の不揮発化運用時にイベントチャネルに蓄積したイベントデータの生存時間(秒) |
0 |
1〜2000000000 |
-chkcon |
コンシューマ未接続時のエラー復帰モード(注2) |
no |
yes,no |
-dcache |
不揮発化運用時のイベントデータのメモリキャッシュ数 |
1000 |
1〜100000 |
|
監視蓄積データ率(しきい率) |
0 |
1〜100 |
|
監視再開蓄積データ率 |
0 |
0〜99 |
|
イベントチャネルの閉塞機能を使用する |
0 |
0,1,2 |
|
自動閉塞解除率 |
0 |
0〜99 |
-autostart |
イベントサービス起動時にイベントチャネルを自動起動する |
yes |
yes,no |
注1)CORBAサービスの動作環境ファイル(config)のperiod_receive_timeoutの値に依存します。
注2)本モードは、MixedモデルかつMultiCastモデルで有効となります。JMSでは、Publish/Subscribeモデルで有効となります。
注3)本オプションは、esmkchnl実行時(イベントチャネル作成時)に以下のオプションを指定した場合に有効となります。
注4)イベントチャネルの蓄積データ数を監視しない場合は、0を指定します。
クラスタサービス機能の運用でイベントチャネルを不揮発化する場合、不揮発化情報関連ファイルを配置する共用ディスクのパスpathを指定します。
待機系サーバのセットアップを行う場合に指定します。
クラスタ用の環境設定を通常の環境設定に戻します。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
− Interstage Application Server Enterprise Edition
万が一、上記の構成情報を変更した場合、不揮発化運用中のイベントチャネルの動作環境が変更されるため、不揮発化情報の整合性が取れなくなる可能性があります。
ただし、essetcnfchnlコマンドでイベントチャネルの環境設定時に上記の構成情報を設定した場合は、essetcnfchnlコマンドの設定が有効となり本コマンドの設定が無効となるため、イベントチャネルを再作成する必要はありません。
なお、不揮発化運用中のイベントチャネルは、以下の手順で再作成してください。
静的生成のイベントチャネルの最大起動数“100”、動的生成のイベントチャネルの最大起動数“200”のイベントサービスの環境を設定します。
essetcnf -s -schmax 100 -dchmax 200 |
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