Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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9.10 ismodifyprocnum
名前
ismodifyprocnum − ワークユニットのプロセス多重度変更
形式
ismodifyprocnum [-M システム名] [-r] wuname aplname [procnum]
機能説明
ismodifyprocnum コマンドは、ワークユニットのプロセス多重度変更を行います。
プロセス多重度変更が可能なワークユニットの種別は通りです。
以下に、ismodifyprocnumコマンドの引数を説明します。
-M システム名
対象のシステム名を指定します。
本オプションを省略すると、デフォルトシステムが対象となります。
-r
プロセス数をワークユニット定義の値に戻す場合に指定します。この場合、プロセス数(procnum)を指定することはできません。
wuname
変更するサーバアプリケーションが属するワークユニットの名前を指定します。
aplname
変更するサーバアプリケーションに対するアプリケーション名(インプリメンテーションリポジトリID)を指定します。
procnum
変更後のサーバアプリケーションのプロセス数を指定します。1〜255まで設定できます(それ以外はコマンド側でチェックアウト)。
-rオプションが指定された場合は、本パラメタを指定することはできません。
注意事項
- 当コマンドは、Enterprise Editionでのみ使用できます。
- 当機能では登録したワークユニット定義の内容は変更されません。
- CORBAワークユニットの場合、クライアントアプリケーションごとにインスタンスデータを保持アプリケーション(iswitch=ON)に対しては、プロセス数を増加することは可能ですが、減少させることはできません。(プロセス数増加後に定義値に戻すこともできません)
- CORBAワークユニットの場合、サーバアプリケーション登録情報(OD_impl_instコマンドの-axオプションで指定する定義ファイルに設定する情報)のプロセス最大多重度(proc_conc_max)の値を超えるプロセス多重度は指定できません。
- HA機能(高信頼性機能)を使用しているシステムでは、当コマンドによる運用ノードでの変更は待機ノードへは反映されません。また、待機ノードでは当コマンドは使用できません。
- 当コマンドを使用し、プロセス多重度の増減を繰り返し行った場合、ワークユニット定義で指定したカレントディレクトリ配下に作成されたワークユニット名のディレクトリの配下に、プロセスIDの名前で作成されたディレクトリが残ったままとなります。このため、ディスクなどが圧迫される可能性があります。頻繁にプロセス多重度を変更する場合は、カレントディレクトリ配下を監視してください。ディスク資源を圧迫している場合、ワークユニットを再起動してください。
- ワークユニットを起動したユーザまたはスーパユーザでのみプロセス多重度の変更を行うことができます。
- トランザクションアプリケーションのワークユニットの場合、プロセスバインド機能を使用するオブジェクトに対しては、当コマンドは使用できません。
- トランザクションアプリケーションのワークユニットの場合、活性変更コマンド(tdmodifywu)実行中のワークユニットに対しては、当コマンドは使用できません。
- トランザクションアプリケーションのワークユニットの場合、非常駐型およびマルチオブジェクト常駐型のオブジェクトに対して当コマンドを使用した場合は、非常駐型およびマルチオブジェクト常駐型で動作しているプロセス多重度が変更されます。
使用例
プロセス多重度の変更
ismodifyprocnum WU001 IDL:test1/intf1:1.0 3 |
ワークユニット定義値への復元
ismodifyprocnum -r WU001 IDL:test1/intf1:1.0 |
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