Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第1部 Interstage運用編> 第2章 Interstage統合コマンド

2.4 isinit

名前

 isinit − Interstageの初期化

形式

 isinit [-M システム名] [-f] [-w] TYPE1 | TYPE2 | TYPE3 | type1 | type2 | type3 [ EJB | ejb ]
 isinit [-M システム名] -l

機能説明

 isinitコマンドは、引数に指定された運用形態とInterstage動作環境定義で指定したサービスを初期化します。isinitコマンドで初期化できるサービスには、以下があります。

 Interstage統合コマンド、Interstage運用操作ツールによるInterstage起動およびマシンブート時のInterstage自動起動を行うには、本コマンドによってあらかじめInterstageを構成するサービスの初期化を行う必要があります。
 各サービスの初期化時のパラメタはInterstage動作環境定義から読み込みます。この時、初期化するサービスで必要となる定義項目が正しく設定されている必要があります。
 Interstage動作環境定義をカストマイズすることによって以下の設定ができます。

 Interstage動作環境定義の記述形式については、“Interstage運用ガイド”を参照してください。
 また、初期導入を除く契機でisinitコマンドを実行する場合、以下の条件と一致するサービスの登録資源が削除される場合があります。事前に、Interstageの全資源のバックアップを行うことを推奨します。バックアップの詳細については、“Interstage運用ガイド”を参照してください。下記以外の資源については、-fオプションを指定した場合を除き、引き継がれます。

 下記の資源については、-fオプション指定の有無にかかわらず初期化は行われません。

 以下に、isinitコマンドのオプションおよび引数を説明します。

-M システム名

 対象のシステム名を指定します。
 本オプションを省略すると、デフォルトシステムが対象となります。

-l

 現在の運用形態を表示します。
 以前にisinitコマンドによってInterstageの初期化処理が完了している場合にのみ有効なオプションです。本オプションが指定された場合はInterstageの初期化処理は行いません。

-f

 強制初期化モードです。
 運用形態とInterstage動作環境定義で指定されたすべてのサービスについて、登録済み情報を初期化します。これにより、初期化前に登録されていたデータ(登録済みのワークユニット定義情報やオブジェクトリファレンスなど)は、すべて削除されます。

-w

 Interstageのクラスタサービス機能を使用する場合にのみ有効なオプションです。
 待機系ノードの初期化を行う場合に指定します。
 運用形態にtype2を指定する場合には、データベース連携サービスのシステムログファイルが、Interstage動作環境定義の“OTS path for system log”で指定するディレクトリ配下に、存在する必要があります。

TYPE1またはtype1

 CORBAサービス、ネーミングサービス、インタフェースリポジトリ、コンポーネントトランザクションサービスから構成される運用形態です。

TYPE2またはtype2

 CORBAサービス、ネーミングサービス、インタフェースリポジトリ、コンポーネントトランザクションサービス、データベース連携サービスから構成される運用形態です。

TYPE3またはtype3

 CORBAサービス、コンポーネントトランザクションサービスから構成される運用形態です。

EJBまたはejb

 EJBサービスを使用する場合に指定します。
 運用形態がTYPE3(type3)の場合は、ローカルホストのインタフェースリポジトリを使用する場合のみ指定できます。Interstage動作環境定義に、インタフェースリポジトリをローカルホストで使用する様に登録してください。

注意事項


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