Interstage Application Server Webサーバ運用ガイド(InfoProvider Pro編)
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付録A NETSTAGE高速連携> A.3 セション管理Extension環境定義ファイルの設定

A.3.3 定義項目詳細

(1)公開する最上位のディレクトリ

定義名

 gw-acstop

説明

 セション管理Extensionアプリケーションで公開するファイルが格納されている最上位ディレクトリをフルパスで記述します。

省略値

 InfoProvider Pro環境定義ファイルのacstopで定義したディレクトリ/gai-gw/ゲートウェイ識別子/

指定例

 gw-acstop: /opt/FSUNprovd/sample/pub/ext/fmt

(2)ホームページ

定義名

 gw-topHTML

説明

 セション管理Extensionアプリケーションが最初にアクセスされたとき、Webブラウザに返却するHTMLファイルを記述します。gw-acstopで指定したディレクトリからの相対パスで指定します。

省略値

 セション管理Extensionアプリケーションが出力したデータ

指定例

 gw-topHTML: index.html

(3)最大セション数

定義名

 maxsession

説明

 同時に開設できるセションの最大数を記述します。
 指定可能な範囲は0〜65535です。0が指定された場合、省略値が設定されます。
 この数値を上げると、同時に開設可能なセション数は多くなりますが、性能が劣化します。

省略値

 40
 100

指定例

 maxsession: 100

(4)タイムアウト時間

定義名

 timeout

説明

 セションの自動終了処理を行うためのタイムアウト時間を指定します。
 単位は秒で、指定可能な範囲は0〜2147483647です。
 0が指定された場合、省略値が設定されます。

省略値

 300
 1200

指定例

 timeout: 1200

(5)多重ログインの可否

定義名

 multilogin

説明

 ユーザ認証が設定された場合にだけ有効な設定であり、同一ユーザの多重ログインを許可するかどうかを記述します。
 以下の値が指定可能です。

省略値

 no

指定例

 multilogin: no

(6)アクセスログ格納先

定義名

 acslogdir

説明

 セション管理Extensionアプリケーションに対するアクセスログを採取するディレクトリ名をフルパスで記述します。
 アクセスログファイルを採取する単位は、acslogunitで指定できます。
 指定したディレクトリにファイルが存在しない場合は新規に作成します。存在する場合はそのファイルに追加します。
 複数のゲートウェイ識別子を起動し運用する場合は、それぞれのゲートウェイ識別子で異なるディレクトリ名を指定してください。
 アクセスログの詳細については"アクセスログ"を参照してください。

省略値

 アクセスログを採取しません。

指定例

 acslogdir: /opt/FSUNprovd/sample/pub/ext/log

(7)ステータスコードファイル名

定義名

 statusfile

説明

 特定のステータスコードに対して返却する任意のHTML文書をフルパスで記述します。
 この項目で設定していないステータスコードが発生した場合、デフォルトのエラーメッセージを出力します。
 この項目は、複数定義することができます。
 ステータスコードについては、“メッセージ集”を参照してください。

省略値

 デフォルトのエラーメッセージが出力されます。

指定例

 ステータスコード502に対して任意のHTML文書を返却したいとき
   statusfile: 502 /opt/FSUNprovd/sample/pub/gai/fmt/status502.html

(8)共有ライブラリ

定義名

 extension

説明

 セション管理Extensionアプリケーションで公開するファイルが格納されている最上位ディレクトリをフルパスで記述します。
 NETSTAGE高速連携では、NETSTAGEのダイナミックリンクライブラリを、InfoProvider Proのセション管理Extensionアプリケーションとして設定します。
 セション管理Extensionアプリケーションの共有ライブラリをフルパスで記述します。

省略値

 省略できません。

指定例

 extension: /opt/FSUNnsgig/usr/lib/libnsgext.so

(9)終了スクリプト

定義名

 logout

説明

 セション管理Extensionアプリケーションの終了スクリプト(終了コマンド)のスクリプト名と、終了スクリプトが実行されたときにWebブラウザに返却されるHTML文書を記述します。
 スクリプト名を省略することはできません。
 また、スクリプト名に"/"、"?"を含むことはできません。
 返却するHTML文書は省略することができます。
 HTML文書を省略した場合は、セション管理Extensionアプリケーションが返却したデータが返却されます。

省略値

 省略できません。

指定例

 スクリプト名が「exit」のとき、特定のHTML文書を返却する。
   logout: exit /home/suzuki/exit.html

(10)スクリプト一覧

定義名

 scripts

説明

 セション管理Extensionアプリケーションで処理するスクリプト(コマンド)を記述します。
 複数ある場合は、当項目を複数記述します。
 当項目でアプリケーションが処理できるスクリプト一覧を指定することにより、アプリケーションに渡すスクリプトを特定化できます。
 InfoProvider Proは、Webブラウザからのスクリプトが一覧に存在しない場合は、アクセストップ配下のファイルの取り出し依頼と解釈します。

省略値

 アクセストップ配下のファイルを検索して、存在すればそのファイルを返却し、存在しない場合は、アプリケーションにスクリプトとして渡します。

指定例

 scripts: login
 scripts: logout
 scripts: search
 scripts: proc

(11)アクセスログ採取単位

定義名

 acslogunit

説明

 アクセスログを採取する単位を記述します。
 以下の値が指定可能です。

省略値

 user

指定例

 acslogunit: user


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