Interstage Application Server Webサーバ運用ガイド(InfoProvider Pro編)
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第5章 拡張CGIアプリケーションの作成方法> 5.3 拡張CGIアプリケーションの例

5.3.1 セション管理型拡張CGIを利用したアプリケーションの例

■構築手順

  初期処理
    DBサーバへのログインなど
    環境定義ファイルでgw-topHTMLを指定しない場合は、この段階で、
    標準出力に対してHTTP形式でホームページを出力します
+−ループ
|   要求受付

|     インタフェースファイルから情報取り込み

|     処理1
|       標準入力からデータ読み込み
|         処理A (DBアクセスなど)
|       標準出力に返却データ書き込み
|       Webブラウザからの次の要求受け付けへ

|     処理2
|       標準入力からデータ読み込み
|         処理B (DBアクセスなど)
|             (処理Aの結果の参照が可能)
|       標準出力に返却データ書き込み
|       Webブラウザからの次の要求受け付けへ

+−  終了処理
    終了処理 (DBサーバからログアウトなど)
    標準出力に返却データ書き込み
    プログラム終了

 起動されたセション管理型拡張CGIアプリケーションは、セション終了まで常駐します。このため、処理1で作成した結果を保持し、処理2で参照することが可能です。
 要求受付のループは、標準入力から読み込み可能となるまで待ちます。
 インタフェースファイルには、要求ごとにWebブラウザから送信されたHTTPヘッダ部の情報とサーバの情報が設定されています。
 拡張CGIアプリケーションは、標準入力からデータ(Webブラウザから送信されたHTTPボディ部の情報)を読み込み、実行結果は標準出力へ出力します。
 標準入力で拡張CGIアプリケーションが受け取るデータは、要求のHTTPボディ部の末尾にさらに空行が1つついたものです。要求のHTTPにボディ部がない場合でも、拡張CGIのゲートウェイアプリケーションの標準入力で空行が1つ受信されます。
 拡張CGIアプリケーションは、InfoProvider Proからの強制終了要求を受けたら、プロセスの終了(処理終了)を行わなければなりません。強制終了の要求は、標準入力より特定のキーワードを入力したときに判断します。
 なお、エラーが発生した場合は、以下の方法で対処します。

■プログラム例

 C言語で記述した簡単な拡張CGIアプリケーションのサンプルが以下にあります。

C:\Interstage\F3FMwww\Sample\Gai1

 "Readme.txt"を参照して設定してください。


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