Interstage Application Server Webサーバ運用ガイド(InfoProvider Pro編) |
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第3章 運用 | > 3.2 InfoProvider Proが出力するログ | > 3.2.1 アクセスログ |
アクセスログの採取方法や形式は、InfoProvider Pro環境定義ファイルで以下の項目を定義します。
定義項目 |
定義名 |
---|---|
アクセスログの採取方法 |
acslog または logauto または acslog-rotation |
全アクセスのログ出力 |
acslog-all |
アクセスログの形式 |
logformat |
処理時間の出力 |
acslog-proctime |
Cookie情報の出力 |
acslog-cookie |
Servletサービスのアクセスログ出力形式 |
acslog-jsformat |
アクセスログの採取方法は、以下の3種類があります。どの方法で採取するかにより、定義名が異なります。
定義名 |
採取方法 |
---|---|
acslog |
ファイル名を指定して採取させます。 |
logauto |
ファイルを作成するディレクトリ、作成間隔(日数)を指定して、自動的に採取させます。 |
acslog-rotation |
ファイルを作成するディレクトリ、ファイル数、切り替え基準ファイル容量を指定して、自動的に採取させます。 |
“acslog-rotation”を指定した場合のイメージを以下に示します。
InfoProvider Pro環境定義ファイルに採取方法を定義しない場合には、アクセスログは採取されません。また、セキュリティ上は、“acslog-rotation”によりアクセスログを採取することをお勧めします。
なお、セキュアモードで運用する場合は、“acslog-rotation”のみ、指定可能です。
Webブラウザからの処理中断系要求についてもアクセスログを出力する機能です。
“acslog-all”で“ON”を指定した場合に有効となります。
以下のようなWebブラウザからの処理中断系要求についてもアクセスログを採取します。
Webブラウザの処理中断系については、表示可能な情報のみが出力されます。表示できない情報については、“-”が出力されます。
アクセスログの形式は、“logformat”で指定します。
以下の値が指定可能です。
値 |
意味 |
---|---|
standard |
Common Log Format形式に従った標準モード出力形式 |
expand |
有効な情報を付加した拡張モード出力形式 |
ゲートウェイのアクセスログは、Common Log Format形式に準拠した形式だけで出力されます。したがって、拡張モードによる出力はできません。
Webブラウザからの要求を受け付けてから処理が完了するまでの時間をアクセスログに出力します。
“acslog-proctime”で“ON”を指定した場合に有効となります。
Webブラウザから通知されたCookie情報をアクセスログに出力します。
“acslog-cookie”で“ON”を指定した場合に有効となります。
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