Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (コンポーネントトランザクションサービス編)

5.4.1 コンポーネントトランザクションサービスの環境定義

　認証オブジェクトを使用するアプリケーションを作成する場合、コンポーネントトランザクションサービスの環境定義で、次の定義を行います。これにより、Interstageの起動により、認証オブジェクトが起動されます。
　定義の詳細については、“チューニングガイド”を参照してください。

Using Authentication Server Object

　認証オブジェクトを起動することを以下のように指定します。認証オブジェクトを使用する場合、１つ以上のサーバ上で認証オブジェクトを起動する必要があります。

Using Authentication Server Object:　 YES

Name of Authentication Server Object

　認証オブジェクト(ASO)のネーミングサービスへの登録名を指定します。１つのネーミングサービスを運用するドメイン内の１つのサーバだけで、ASOを運用する場合は省略可能です。この場合は省略値である“ISTD::ASO”が使用されます。

Name of Authentication Server Object:　 オブジェクト名

Host of InfoDirectory

　認証オブジェクトがアクセスするInfoDirectoryを動作させるホスト名を指定します。

Host of InfoDirectory:　 ホスト名

Port of InfoDirectory

　認証オブジェクトがアクセスするInfoDirectoryが使用するポート番号を指定します。InfoDirectoryの設定と合わせる必要があります。

Port of InfoDirectory:　 ポート番号

Authentication Server Object Trace

　認証オブジェクトのログトレースを採取するかを指定します。指定する場合は、以下のように指定します。認証オブジェクトのログトレースについては、“セキュリティシステム運用ガイド”の“認証オブジェクトのログトレース”を参照してください。

Authentication Server Object Trace:　 ENABLE