Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (コンポーネントトランザクションサービス編)
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第4章 サーバアプリケーションの作成(COBOL)> 4.4 ソースのコンパイル・リンク

4.4.4 スレッドモードのアプリケーションのコンパイルとリンク

[リンク時に指定するライブラリ]

ライブラリ名

格納場所

用途

libthread.so

/usr/lib

スレッドライブラリ(必須)(注1)

libtdalcapi.so

TDのインストールディレクトリ/lib

TD ランタイム(必須)

libextpapiskl.so

EXTPのインストールディレクトリ/lib

TD ランタイム(必須)

librcobol.so

COBOLのインストールディレクトリ/lib

COBOL ランタイム(必須)

libOMcbl.so
libOMcblMT.so

ODのインストールディレクトリ/lib

ODランタイム(注2)

(注1)
 スレッドライブラリは必ず結合するライブラリの中で先頭に指定してください。

(注2)
 中継用サーバアプリケーションを作成するとき、および、例外を使用するときに必要です。ただし、Sun日本語COBOLでアプリケーションを作成する場合と、PowerCOBOL97でアプリケーションを作成する場合で、リンクするライブラリが異なります。

 なお、リンカにより結合処理を行う場合、以下のオプションを指定してください。

-dy -G

 サーバアプリケーションとスケルトンをコンパイル後、リンクする手順について例を以下に示します。

[コンパイル・リンク手順の例]

Sun 日本語COBOLの場合

  %CORBA=/opt/FSUNod/include/COBOL
  %export CORBA
  %cobol -c tdsample1_s.cbl
  %cobol -c TD_TDSAMPLE1_INTF_skel.cbl
  %cobol -G -dy -o libtdsample1.so -lthread -L/opt/FSUNtd/lib -ltdalcapi
  -L/opt/FSUNextp/lib -lextpapiskl -L/opt/FJSVCOBop/lib -lrcobol tdsample1_s.o 
  TD_TDSAMPLE1_INTF_skel.o

PowerCOBOL97の場合

  %CORBA=/opt/FSUNod/include/COBOL
  %export CORBA
  %cobol -c tdsample1_s.cbl
  %cobol -c TD_TDSAMPLE1_INTF_skel.cbl
  %cobol -G -dy -Tm -o libtdsample1.so -lthread -L/opt/FSUNtd/lib -ltdalcapi
  -L/opt/FSUNextp/lib -lextpapiskl tdsample1_s.o 
  TD_TDSAMPLE1_INTF_skel.o

注意

 PowerCOBOL97でアプリケーションを作成する場合には、以下の注意が必要です。


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