Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (コンポーネントトランザクションサービス編)

3.4.4 スレッドモードのアプリケーションのコンパイルとリンク

［コンパイル時に指定するインクルードパス］

IDLコンパイルを実施したディレクトリ

TDのインストールディレクトリ/include

ODのインストールディレクトリ/include

EXTPのインストールディレクトリ/include

［リンク時に指定するライブラリ］

Sun WorkShop Compilers C++ 4.2を使用する場合

ライブラリ名	格納場所	用途
libsocket.so	/usr/lib	ソケットライブラリ（必須）
libnsl.so	/usr/lib	TLIライブラリ（必須）
libthread.so	/usr/lib	スレッドライブラリ（必須）
libC.so	/usr/lib	Cライブラリ（必須）
libOM.so	ODのインストールディレクトリ/lib	ODランタイム（注）
libOMcncpp.so	ODのインストールディレクトリ/lib	ODランタイム（注）
libextpapiskl.so	EXTPのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libtdalcapi.so	TDのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libtdapicpp.so	TDのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libOMcpp.so	ODのインストールディレクトリ/lib	ODランタイム（必須）
Libextpapmcom.so	EXTPのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libextpapmbase.so	EXTPのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libextpapmlibTDNORM.so	EXTPのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）

Sun WorkShop Compilers C++ 5.0またはWS Compilers C++ 6を使用する場合

ライブラリ名	格納場所	用途
libsocket.so	/usr/lib	ソケットライブラリ（必須）
libnsl.so	/usr/lib	TLIライブラリ（必須）
libthread.so	/usr/lib	スレッドライブラリ（必須）
libOM.so	ODのインストールディレクトリ/lib	ODランタイム（注）
libOMcncpp50.so	ODのインストールディレクトリ/lib	ODランタイム（注）
libextpapiskl.so	EXTPのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libtdalcapi.so	TDのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libtdapicpp50.so	TDのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libOMcpp50.so	ODのインストールディレクトリ/lib	ODランタイム（必須）
Libextpapmcom50.so	EXTPのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libextpapmbase50.so	EXTPのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libextpapmlibTDNORM50.so	EXTPのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）

ライブラリ名	格納場所	用途
libnsl.so	/usr/lib	TLIライブラリ（必須）
libpthread.so	/usr/lib	スレッドライブラリ（必須）
libC.so	/usr/lib	Cライブラリ（必須）
libOM.so	ODのインストールディレクトリ/lib	ODランタイム（注）
libOMcncpp.so	ODのインストールディレクトリ/lib	ODランタイム（注）
libextpapiskl.so	EXTPのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libtdalcapi.so	TDのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libtdapicpp.so	TDのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libOMcpp.so	ODのインストールディレクトリ/lib	ODランタイム（必須）
Libextpapmcom.so	EXTPのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libextpapmbase.so	EXTPのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）
libextpapmlibTDNORM.so	EXTPのインストールディレクトリ/lib	TDランタイム（必須）

（注）
　中継用サーバアプリケーションを作成するとき、および、例外を使用するときに必要です。

　サーバアプリケーションとスケルトンをコンパイル後、リンクする手順について例を以下に示します。

［コンパイル・リンク手順の例］

Sun WorkShop Compilers C++ 4.2を使用する場合

  %CC -c -D_REENTRANT -I/opt/FSUNod/include -I/opt/FSUNtd/include tdsample1_s.C
  %CC -c -D_REENTRANT -I/opt/FSUNod/include -I/opt/FSUNtd/include -I/opt/FSUNextp/include 
  TD_TDSAMPLE1_INTF_skel_c++.C
  %CC -c -D_REENTRANT -I/opt/FSUNod/include -I/opt/FSUNtd/include TD_tdsample1_c++.C
  %CC -o tdsample1_s tdsample1_s.o TD_TDSAMPLE1_INTF_skel_c++.o TD_tdsample1_c++.o
   -lsocket -lnsl -lthread -lC -L/opt/FSUNod/lib -lOMcpp -L/opt/FSUNtd/lib -ltdalcapi 
   -ltdapicpp -L/opt/FSUNextp/lib -lextpapiskl -lextpapmlibTDNORM -lextpapmcom
   -lextpapmbase
  %

Sun WorkShop Compilers C++ 5.0またはWS Compilers C++ 6を使用する場合

  %CC -c -D_REENTRANT -I/opt/FSUNod/include -I/opt/FSUNtd/include tdsample1_s.C
  %CC -c -D_REENTRANT -I/opt/FSUNod/include -I/opt/FSUNtd/include -I/opt/FSUNextp/include 
  TD_TDSAMPLE1_INTF_skel_c++.C
  %CC -c -D_REENTRANT -I/opt/FSUNod/include -I/opt/FSUNtd/include TD_tdsample1_c++.C
  %CC -o tdsample1_s tdsample1_s.o TD_TDSAMPLE1_INTF_skel_c++.o TD_tdsample1_c++.o
   -lsocket -lnsl -lthread -L/opt/FSUNod/lib -lOMcpp50 -L/opt/FSUNtd/lib -ltdalcapi
   -ltdapicpp50 -L/opt/FSUNextp/lib -lextpapiskl -lextpapmlibTDNORM50 -lextpapmcom50
   -lextpapmbase50
  %

注意

　Sun WorkShop Compilers C++ 5.0またはWS Compilers C++ 6を使用してアプリケーションを作成する場合、リンクオプションに“-lC”および“-lCrun”を指定しないでください。
　また、Sun WorkShop Compilers C++ 5.0またはWS Compilers C++ 6を使用して、Sun WorkShop Compilers C++4.2互換性モードのアプリケーションを作成する場合、コンパイル時およびリンク時に“ -compat”オプションを設定してください。