Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (イベントサービス編)
目次 索引 前ページ次ページ

第4章 アプリケーションの開発(各機能)> 4.6 グローバルトランザクションでのアプリケーション開発

4.6.1 グローバルトランザクションのアプリケーションの概要

 チャネルがグローバルトランザクションシステムのリソースプログラムとして動作することにより、イベントデータの送信/受信をグローバルトランザクション化させることができます。グローバルトランザクションは、データベース連携サービスのCurrentインタフェースのCosTransactions_Current_begin()で開始して、CosTransactions_Current_commit()またはCosTransactions_Current_rollback()で完了します。

 コンシューマの場合、トランザクション内に以下のメソッドを記述することができます。

 サプライヤの場合、トランザクション内に以下のメソッドを記述することができます。

 CosTransactions_Current_begin()発行後、CosTransactions_Current_commit()またはCosTransactions_Current_rollback()が発行されない場合は、トランザクションタイムアウト時間が経過した時点で、グローバルトランザクションにより自動的にrollbackされます。
 なお、複数のチャネルへのアクセスを1つのグローバルトランザクション内に記述することはできません。

 また、アプリケーション開発時には、グローバルトランザクションのインクルードおよびライブラリが必要です。詳細については、“アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)”(Enterprise Editionで提供)の“クライアントアプリケーションの作成”を参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005