Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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付録A IDL定義

A.6 定数宣言

 以下に、定数宣言の書式を示します。

  const データ型  定数名 = 定数式;

 定数宣言として使用できるデータ型を以下に示します。

 定数式は左辺のデータ型に対応するものでなければなりません。定数式内では異なるデータ型を混在(例えば、整数型と浮動小数点型との混在)させることはできません。定数式に使用できる定数は、以下のものです。

 定数式では、以下に示す演算子が使用できます。

 

計算名

演算子

書き方

意味

単項演算子

補数

~

~n

nの補数を作ります。

正符号

+

+n

正数を示します。

負符号

-

-n

負数を示します。

2項演算子

加算

+

n1 + n2

n1とn2を加算します。

減算

-

n1 - n2

n1からn2を減算します。

乗算

*

n1 * n2

n1にn2を掛けます。

除算

/

n1 / n2

n1をn2で割ります。

剰余算

%

n1 % n2

n1をn2で割った余りです。

左シフト

<<

n1 << n2

n1をn2ビット分左シフトします。
n2は0以上32未満でなければなりません。

右シフト

>>

n1 >> n2

n1をn2ビット分右シフトします。
n2は0以上32未満でなければなりません。

論理積(AND)

&

n1 & n2

n1とn2の論理積を作ります。

論理和(OR)

|

n1 | n2

n1とn2の論理和を作ります。

排他的論理和(XOR)

^

n1 ^ n2

n1とn2の排他的論理和を作ります。

 以下に、定数宣言の例を示します。

  const long l1  = 3; 
  const long l2  = (3 + 2);
  const string S = "xxxxx";
  typedef  long X;
  const  X  l3 = 4;

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