MessageQueueDirector説明書
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第1部 基本機能編> 第8章 プログラムインタフェース> 8.2 COBOL言語インタフェース> 8.2.2 パラメタの詳細説明

8.2.2.6 運用イベント情報

 運用イベント情報は、運用イベントの受信時に使用します。以下に運用イベント情報の形式を示します。また、内容および入出力関係を表8.12および表8.13に、運用イベントID一覧および運用イベント情報の詳細を表8.14および表8.15に示します。

運用イベント情報の形式

     
     WORKING-STORAGE SECTION.
       01 MQD-EVENTINFO.
         02 EVENT-ID             PIC 9(9) COMP-5.
         02 TIMESTAMP            PIC 9(9) COMP-5.
         02 DATE-STR             PIC X(12).
         02 TIME-STR             PIC X(12).
         02 STRING1              PIC X(64).
         02 STRING2              PIC X(64).
         02 STRING3              PIC X(64).
         02 STRING4              PIC X(64).
         02 VALUE1               PIC 9(9) COMP-5.
         02 VALUE2               PIC 9(9) COMP-5.
         02 VALUE3               PIC 9(9) COMP-5.
         02 VALUE4               PIC 9(9) COMP-5.
         02 EXTEND-LENGTH        PIC 9(9) COMP-5.

[表8.12 運用イベント情報の内容]

項目名

和名

データ型

意味説明

EVENT-ID

運用イベントID

PIC 9

運用イベントIDです。詳細は表8.14に示します。

TIMESTAMP

日時

PIC 9
BINARY

運用イベントが発生した日時です。1970/1/1 00:00:00 UTCからの秒数です。
なお、当項目の値を表示する場合には、10桁の数字が表現できる領域に転送して、それを表示するようにしてください。

DATE-STR

日付

PIC X

運用イベントが発生した日付です。左詰めで記述し、残りは空白で埋めます。ACCEPT FROM DATE文とほぼ同じ形式で設定されます。ACCEPT FROM DATE文と違うところは、年が4桁で設定されることです。2002年7月5日は"20020705"と設定されます。日付は運用イベントの発生したサーバのローカル時刻です。

TIME-STR

時刻

PIC X

運用イベントが発生した時刻です。左詰めで記述し、残りは空白で埋めます。ACCEPT FROM TIME文と同じ形式で設定されます。午後2時41分35秒の場合"14413500"と設定されます。時刻は運用イベントの発生したサーバのローカル時刻です。

STRING1 〜
STRING4

運用イベント文字列データ

PIC X

運用イベントデータが63文字までの文字列で設定されます。詳細は表8.15に示します。左詰めで記述し、残りは空白で埋めます。

VALUE1 〜
VALUE4

運用イベント数値データ

PIC 9

運用イベントデータが数値項目で設定されます。詳細は表8.15に示します。

EXTEND-LENGTH

運用イベント拡張情報長

PIC 9

運用イベント拡張情報の大きさが設定されます。拡張情報がない場合には“0”が設定されます。詳細は表8.14に示します。

[表8.13 運用イベント情報の入出力]

項目名

インタフェース名

MQDGETEVENT

EVENT-ID

出力

TIMESTAMP

出力

DATE-STR

出力

TIME-STR

出力

STRING1 〜 STRING4

出力

VALUE1 〜 VALUE4

出力

EXTEND-LENGTH

出力

出力:出力情報

[表8.14 運用イベントID一覧]

運用イベントID

意味

運用イベント拡張情報長

1

メッセージ格納域の使用率が、設定した警告値を超えました。

0

2

メッセージ格納域の使用率が、設定した安全値まで回復しました。

0

101

ACM連携サービスに関する通信異常が発生しました。

本事象が発生したIDCMの通信パス配下の送信メッセージキュー数 × 8 + 4

102

ACM連携サービスに関する通信異常が回復しました。

本事象が発生したIDCMの通信パス配下の送信メッセージキュー数 × 8 + 4

[表8.15 運用イベント情報の詳細]

運用
イベントID

項目

内容説明

1

STRING1

"DISK" または "MEMORY"

メッセージ格納域の種別

STRING2

MQDシステム名

MQDシステム名

STRING3

未設定

未使用

STRING4

未設定

未使用

VALUE1

503

MQDの出力するメッセージ番号

VALUE2

1〜100

警告値(%)

VALUE3

1〜100

使用率(%)

VALUE4

未設定

未使用

EXTEND-LENGTH

0

-

運用イベント拡張情報

-

-

2

STRING1

"DISK" または "MEMORY"

メッセージ格納域の種別

STRING2

MQDシステム名

MQDシステム名

STRING3

未設定

未使用

STRING4

未設定

未使用

VALUE1

504

MQDの出力するメッセージ番号

VALUE2

0〜99

安全値(%)

VALUE3

0〜99

使用率(%)

VALUE4

未設定

未使用

EXTEND-LENGTH

0

-

運用イベント拡張情報

-

-

101

STRING1

"Client"

送信側のシステムに関するイベント情報

STRING2

IDCMの通信パス名

IDCMの通信パス名

STRING3

未設定

未使用

STRING4

未設定

未使用

VALUE1

未設定

未使用

VALUE2

未設定

未使用

VALUE3

未設定

未使用

VALUE4

未設定

未使用

EXTEND-LENGTH

本事象が発生したIDCMの通信パス配下の送信メッセージキュー数 × 8 + 4

当該通信パス配下のすべての送信メッセージキュー名を格納する領域の大きさ

運用イベント拡張情報

先頭4バイトは送信メッセージキュー数(PIC 9(9) COMP-5)

5バイト目以降はメッセージキュー名(PIC X(8)) × 送信メッセージキュー数の配列

当該通信パス配下の送信メッセージキュー数および送信メッセージキュー名

102

STRING1

"Client"

送信側のシステムに関するイベント情報

STRING2

IDCMの通信パス名

IDCMの通信パス名

STRING3

未設定

未使用

STRING4

未設定

未使用

VALUE1

未設定

未使用

VALUE2

未設定

未使用

VALUE3

未設定

未使用

VALUE4

未設定

未使用

EXTEND-LENGTH

本事象が発生したIDCMの通信パス配下の送信メッセージキュー数 × 8 + 4

当該通信パス配下のすべての送信メッセージキュー名を格納する領域の大きさ

運用イベント拡張情報

先頭4バイトは送信メッセージキュー数(PIC 9(9) COMP-5)

5バイト目以降はメッセージキュー名(PIC X(8)) × 送信メッセージキュー数の配列

当該通信パス配下の送信メッセージキュー数および送信メッセージキュー名


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