MessageQueueDirector説明書 |
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第1部 基本機能編 | > 第2章 機能 | > 2.4 メッセージキュー管理 | > 2.4.1 メッセージキューとは |
メッセージキューには、以下の二つのメッセージ保証レベルがあります。
メモリ型のメッセージキューは、アプリケーションが送信したメッセージをMQDが動作している間だけメモリ上で管理します。メモリだけを使用してメッセージ通信を行うため、高性能なレスポンスを得ることができます。ただし、システムダウンが発生したり、MQDを停止した場合は、メッセージキュー上に残っているメッセージが失われるため、信頼性が低下します。
なお、メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用した場合、メモリ型のメッセージキューは使用できません。
ディスク型のメッセージキューは、アプリケーションが送信したメッセージをハードディスク上で管理します。システムダウン、通信回線異常やMQDの停止によりメッセージが失われることがないため、高信頼なメッセージ通信を行うことができます。ただし、メモリ型に比べて処理性能が低下します。
ディスク型のメッセージキューを格納するファイルとして、一般のファイルシステムとデータベースを利用することができます。データベースを利用することで、メッセージ格納ファイルの大容量化や複数デバイスへの配置がデータベースの機能を使用して実現可能になります。
なお、利用できるデータベース管理システムはSymfoware/RDBです。
注意
データベース管理システムの機能を直接使用した場合は、MQDシステムを壊すおそれがあるため、“5.3 メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合の保守”で説明する保守操作以外は行わないでください。MQDシステムが使用しているデータベースを直接操作した場合、MQDシステムの動作は保証されません。また、保守操作を行う上でも十分な注意が必要です。データベース管理システムの機能を十分理解して操作を行ってください。
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