InfoDirectory使用手引書
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目次
索引
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12.3 入力ユーザ情報定義ファイル形式
ユーザ情報の定義は、以下の入力ユーザ情報定義のCSV形式の表に示す形式で記述します。
[表: 入力ユーザ情報定義のCSV形式]
◎は必須項目を示します。 △はオプション項目を示します。 −は指定不要であることを示します。
- DN(識別名)、RDN(相対識別名)の記述形式はディレクトリ仕様に準拠する必要があります。
- 各値にカンマ(,)が含まれる場合は、ダブルコート(")で括ってください。
※ Microsoft Excelを利用して作成した場合は自動的にダブルコートが付加されます。
注意事項
- 処理内容を指定するキーワードについて以下の注意事項があります。
- 以下のキーワードは本コマンドの予約語であり、その他はディレクトリサービスの各クラスの属性キーワードを指定します。
Op、Org、New_Org、Class、Entry、New_Entry
- Entryについては以下の指定が可能です。
- Entry :本列で指定された値にOrgの値を付加した形式で出力します。
例:
・・ |
Org |
Entry |
・・ |
→→
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LDIF出力時のEntry(DN)の値: cn=Taro,ou=AEL
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・・ |
ou=AEL |
cn=Taro |
・・ |
- xx[Entry] :本列で指定された値にOrgの値を付加した形式で出力します。
かつ、各エントリ値の前にxxを付加します。
例:
・・ |
Org |
cn=[Entry] |
・・ |
→→
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LDIF出力時のEntry(DN)の値: cn=Taro,ou=AEL
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・・ |
ou=AEL |
Taro |
・・ |
- ディレクトリサービスの各属性キーワード指定については以下の拡張指定が可能です。
- [属性キーワード] : 本列で指定された値にOrgの値を付加した形式で出力します。
例:
・・ |
Org |
[member] |
・・ |
→→
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LDIF出力時のmemberの値: cn=Taro,ou=AEL
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・・ |
ou=AEL |
cn=Taro |
・・ |
- xx[属性キーワード] :本列で指定された値にOrgの値を付加した形式で出力します。
かつ、各エントリの値の前にxxを付加します。
例:
・・ |
Org |
cn=[member] |
・・ |
→→
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LDIF出力時のmemberの値: cn=Taro,ou=AEL
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・・ |
ou=AEL |
Taro |
・・ |
- オペレーションをコマンドのオプションとして指定する場合は、本ファイルで指定する必要はありません。
- ルールファイルを利用する場合、組織キーワードはルールファイル内の値と対応付けるため、ルールファイル内に指定する値を記述します。
- すべての処理において属性値が無い(ヌルの場合)、または無効キーワード(<NO_VALUE>)の指定されている属性キーワードは無効となります。(当該エントリに本属性は定義されません。)
各値には、以下の指定方法が可能です。
[表: ユーザ/組織/ホスト情報の指定方法]
指定方法 |
概要 |
属性値 |
文字列値を指定する場合に本指定方法を利用します。 |
::属性値 |
バイナリ値をBASE64形式エンコードした値を指定する場合に本指定方法を利用します。 |
:<ファイル名 |
指定したファイルから値を読み込む場合に本指定方法を利用します。 |
- 登録時、必須情報(属性値)は必ず記述してください。
- 既存の属性値がある場合は、属性値が複数となります。(ただし、その属性が複数可の場合のみ)
- すべての既存属性値を置き換えます。既存属性値が無い場合は追加となります。
全指定(<ALL_VALUE>)の場合、その属性キーワードの全属性値を削除します。属性値を記述した場合は、その属性値のみを削除します。
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