InfoDirectory使用手引書
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第4部 運用編> 第11章 InfoDirectoryの運用

11.4 リフェラル

 X.500ではチェイニングを使用して他DSAの情報を参照することができますが、LDAPではチェイニング機能をサポートしていません。

 このような場合、リフェラル(referral)を使用することで連携することができます。

 たとえば、ある企業で各地域に異なったディレクトリサーバを導入し、それぞれを連携させたい場合に使用することができます。アクセス先を一箇所だけにすることで、他の地域の、ディレクトリサーバの情報を参照することができます。

 InfoDirectoryサーバにリフェラル情報を設定し、iPlanet Directory Serverの情報を参照する例を以下に示します。

[図: リフェラル例]

クライアントからInfoDirectoryサーバに対して検索要求を通知します。

InfoDirectoryサーバは、検索結果としてリフェラルをクライアントに通知します。

クライアントは、受信したリフェラルを元にiPlanet Directory Serverに対して検索要求を通知します。

 なお、リフェラルを設定する場合、付録のリフェラル設定を参考にしてください。


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