InfoDirectory使用手引書
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第3部 SDK編> 第7章 LDAPコマンド> 7.5 注意事項

7.5.1 特殊文字を含むDNの指定

 DNを構成するRDNに特殊文字“,”(カンマ)、“;”(セミコロン)、“+”(プラス)、“\”(エンマーク)、“=”(イコール)、“"”(ダブルクォーテーション)、“<”(小なり)、“>”(大なり)、“#”(シャープ)のうちの1つを含んでいる場合、“ "" ”(ダブルクォーテーション)でくくるか、その文字の前に“\”(エンマーク)を置いてエスケープする必要があります。

 これら以外の特殊文字を指定する場合には、エスケープは必要ありません。

[表: 特殊文字の指定方]

説明

o="Fujitsu , Inc.", c=jp

oの値にカンマが含まれているので、“ "" ”(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。

o=\"Fujitsu\", c=jp

oの値に“ "" ”(ダブルクォーテーション)が含まれているので、“\”(エンマーク)でエスケープする必要があります。

cn=Tarou + sn=Fujitsu

RDNが2つの構成要素から成立っているので、結びつける記号として“+”(プラス)を使用しています。

cn="Tarou + Fujitsu"

RDNに“+”(プラス)が含まれるので、“ "" ”(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。


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