InfoDirectory使用手引書 |
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第3部 SDK編 | > 第5章 アプリケーション開発環境(LDAP C API) | > 5.1 クライアントAPIライブラリの機能 | > 5.1.2 LDAP操作の流れ |
非同期型のLDAP操作関数では、InfoDirectoryサーバへの要求送信が完了したところで、呼出し元に復帰します。
このため、InfoDirectoryサーバから送られてくるresult情報(処理結果)を受取るために、ldap_result()を呼出す必要があります。
ldap_result()を呼出すと、InfoDirectoryサーバからのresult情報を受信するまで待ってから、呼出し元に復帰します。ldap_result()では、パラメタとして以下のものを指定します。
非同期型関数を発行する際に通知される値を指定します。
特定の非同期型関数のresult情報を待つ場合には、その関数のメッセージIDを指定します。待合せる非同期型関数を特定しない場合には、LDAP_RES_ANYを指定します。
処理結果を受信する際の、処理の種類を指定します。
一括受信の場合、要求に対する最後のメッセージを受信してから、呼出し元に復帰します。順次、受信の場合には、1件のメッセージを受信するとすぐに呼出し元に復帰します。
ここで指定された時間以内にメッセージを受信しなかった場合、呼出し元にLDAP_TIMEOUTが通知されます。
ldap_result()は、関数の復帰値として、受信したresult情報の種類を返します。これを利用して、どの非同期処理に対するresult情報か判定することができます。ldap_result()については、処理結果の受取り/判定を参照してください。
受信したresult情報のメッセージIDや種類を判定する場合、以下の関数を使用します。
同期型関数やldap_result()で通知されたresult情報は、そのままではアプリケーションプログラムで使用することができません。
受信したresult情報を参照、解析する場合、以下の関数を使用します。
result情報に含まれている情報を読込んで、パラメタで指定された変数に格納します。
通知される情報には、以下のものがあります。
指定されたLDAPエラーコードに対応するエラーメッセージの文字列を返します。
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