InfoDirectory使用手引書 |
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第1部 ディレクトリサービス編 | > 第2章 機能 | > 2.2 サーバ機能 | > 2.2.7 チェイニング |
チェイニングは、2台以上のサプライヤDSAで行われます。このため、ほかのInfoDirectoryサーバと連携するためには、ほかのInfoDirectoryサーバに関する情報を知る必要があります。この情報を知識情報といいます。
知識情報は知識リファレンスの集まりであり、ほかのInfoDirectoryサーバとのリンク関係を表しています。
チェイニングの構成には、以下の4種類があります。スペリオルリファレンス
あるInfoDirectoryサーバがもつディレクトリツリーより、上位に位置するエントリをもつInfoDirectoryサーバに対する知識リファレンスです。必ずしも直接上位である必要はありません。
以下にスペリオルリファレンスの運用例を示します。
運用例
大規模な組織で各事業所が全国に分散している場合、事業所ごとにInfoDirectoryサーバを管理します。このような場合で、自事業部の上位階層に位置する事業所を参照したい時にスペリオルリファレンスの定義を行います。
図: スペリオルリファレンス
サブオーディネートリファレンス
あるInfoDirectoryサーバがもつディレクトリツリーより、直接下位に位置するエントリをもつInfoDirectoryサーバに対する知識リファレンスです。
以下にサブオーディネートリファレンスの運用例を示します。
運用例
大規模な組織で各事業所が全国に分散している場合、事業所ごとにInfoDirectoryサーバを管理します。このような場合で、自事業部の下位階層に位置する事業所を参照したい時にサブオーディネートリファレンスの定義を行います。
図: サブオーディネートリファレンス
クロスリファレンス
上位や下位にもあてはまらないディレクトリツリーをもつInfoDirectoryサーバに対する知識リファレンスです。クロスリファレンスは、チェイニングを効率的に行うためのものです。
以下にクロスリファレンス運用例を示します。
運用例
大規模な組織で各事業所が全国に分散している場合、事業所ごとにInfoDirectoryサーバを管理します。このような場合で、自事業部の上位/下位階層に位置しない事業所をスペリオルリファレンスやサブオーディネートリファレンス経由ではなく、ダイレクトに参照したい時にクロスリファレンスの定義を行います。
図: クロスリファレンス
ファーストレベルリファレンス
異なったDIBをトップツリーからリンクする場合に使用します。
以下にファーストレベルリファレンス運用例を示します。
運用例
大規模な組織で各組織が世界各国に分散している場合、世界の各組織にInfoDirectoryサーバを管理します。このような場合で、各国の組織の情報を参照したい時に、ファーストレベルリファレンスを定義します。
図: ファーストレベルリファレンス
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