Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド
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第5章 アプリケーションの作成(C API)> 5.1 C APIの使用方法

5.1.4 ライブラリ使用時の注意事項

 本ライブラリを使用する場合、以下の注意が必要です。

動作環境


 SDKのライブラリ(libidldap2.dll)が格納されたパスは、PATH変数に定義されます。

 SDKのライブラリ(libidldap2.so)が格納されたパスは、/usr/libからシンボリックリンクされています。

コンパイル/リンクの際のオプション

 LDAPのクライアントAPI関数を使用する場合には、コンパイルやリンクの際に以下のオプションを指定する必要があります。

ヘッダファイル

 各関数を呼び出す際に使用する構造体やdefineシンボルについては、idldap.hで定義されています。このため、ソース中に以下の行を記述する必要があります。

#include "idldap.h"

 

文字列データの受渡し

 関数のパラメタで文字列データのアドレスを指定する場合、指定された文字列の最後には、“\0”(NULL文字)が設定されていなければなりません。
 また、復帰情報として文字列データのアドレスを返す場合は、通知された文字列の最後に、“\0”(NULL文字)が設定されています。

マルチスレッド環境での使用

 LDAPのクライアントAPI関数は、ldapssl_init()を除いてスレッドセーフです。ただし、1個のセションを複数のスレッドで共有することはできません。
 複数のスレッドがSmart Repositoryサーバと通信する場合は、各スレッドが各々セションをオープンする必要があります。

アプリケーション実行時


 SSLを使用する場合、以下のパスをPATH変数に設定してください。ドライブ名にはシステムがインストールされているドライブ(「ドライブ名:\Program Files\Common Files\Fujitsu Shared\F3FSSMEE」)を指定してください。

C:\Program Files\Common Files\Fujitsu Shared\F3FSSMEE


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