Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド |
目次 索引 |
第4章 運用・保守 |
リポジトリのデータベース格納先に指定されているディスク領域は、エントリの更新が行われることで、ディスク領域の断片化が発生し、再利用できない領域が生じます。この再利用できない領域については、リポジトリの最適化を実施し、ディスク領域の断片化を解消することで、ディスクの空き領域(再利用可能な領域)に変換することができます。このため、エントリの更新が行われる場合は、定期的にリポジトリの最適化を実施してください。
ただし、再利用できない領域については、すべてをディスクの空き領域(再利用可能な領域)に変換することができないため、再利用できない領域が徐々に拡大し、ディスク容量不足が発生する可能性があります。このような場合は、ディスク領域を拡張してください。
リポジトリの最適化中に、システム電源断などが発生した場合は、データ破壊が発生する可能性があるため、リポジトリの最適化を実施する前に、必ずリポジトリのバックアップを行ってください。
リポジトリのバックアップについては、“バックアップ・リストア”を参照してください。
リポジトリの最適化は、以下の手順で実施します。
リポジトリ名 rep001
C:\Interstage\Enabler\server\bin\omsreorg.exe rep001 -r |
リポジトリ名 rep001
/opt/FJSVena/server/bin/omsreorg rep001 -r |
リポジトリ名 rep001
/opt/FJSVena/Enabler/server/bin/omsreorg rep001 -r |
最適化コマンドを実行時にメッセージが表示された場合は、以下の対処を実施してください。
メッセージ |
対処 |
---|---|
データストアが停止していません。 |
リポジトリの停止を待ち合わせ、再度最適化コマンドを実行してください。 リポジトリに登録されたエントリ数や、ハードウェアの性能によりリポジトリの停止に時間がかかる場合があります。 |
データストアのファイルは正しく閉じられませんでした。データストアは一致しません。 |
リポジトリへの書き込みが不完全な状態でリポジトリが停止しました。リポジトリを再起動することで、不完全な状態を復旧することができます。 |
アドミニストレーションファンクションは現在データストアで有効です。 |
最適化コマンドがすでに動作中です。実行中の最適化コマンドの終了を待ち合わせてください。 |
目次 索引 |