Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド
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第4章 運用・保守> 4.4 ログ

4.4.4 アクセスログの解析

 以下のアクセスログを例に解析方法を説明します。

08/01 13:40:22.436320 0020 0 0 6 ---> CONNECT IP=127.0.0.1:40199(localhost) ・・・ (1)
08/01 13:40:22.440007 0004 0 0 6 ---> BIND "cn=manager,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com" 3 ・・・ (2)
08/01 13:40:22.443245 0005 0 1 6 ---> ADD "ou=interstage,o=fujitsu,dc=com" ・・・ (3)
08/01 13:40:37.837376 0006 0 2 6 ---> ADD "cn=ssoUser1,o=Fujitsu Limited,c=jp" ・・・ (4)
08/01 13:40:37.838490 0007 0 2 6 <--- ADD NG 53 ・・・ (5)
08/01 13:41:22.493324 0008 0 3 6 ---> UNBIND ・・・ (6)

(1)1行目
8/1の13:40:22.436320に処理された要求です。
Smart Repositoryが、IPアドレス“127.0.0.1(localhost)”のポート番号“40199”のアプリケーションからの接続要求(CONNECT)を受け付けたことを示しています。
(2)2行目
8/1の13:40:22.440007に処理された要求です。
認証要求(BIND)を受け付けたことを示しています。CONN(コネクションID)の値が (1)と同じ“0”なので、(1)と同じアプリケーションからの要求であることが判ります。
(3)3行目
8/1の13:40:22.443245に処理された要求です。
エントリツリー“ou=interstage,o=fujitsu,dc=com”に対する追加要求(ADD)を受け付けました。
(4)4行目
8/1の13:40:37.837376に処理された要求です。
エントリツリー“cn=ssoUser1,o=Fujitsu Limited,c=jp”に対する追加要求(ADD)を受け付けました。
(5)5行目
8/1の13:40:37.838490に処理された要求です。
追加要求(ADD)に失敗(NG)し、エラーコード“53”で応答を返しました。エラーコード“53”はLDAPのエラーコードとなります(エラーコードの意味については、“LDAPエラーコード”を参照してください)。
CONN(コネクションID)が“0”、OP(オペレーションID)が“2”の応答ですので、同じCONN、OPを持つ要求をアクセスログより調べると(4)の要求に対する応答であることが判ります。
(6)6行目
8/1の13:41:22.493324に処理された要求です。
解放要求(UNBIND)を受け付けました。

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