Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド |
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第3章 エントリの管理 | > 3.1 Smart Repositoryで使用できるスキーマ |
オブジェクトクラス定義は、次の要素から構成されます。
オブジェクトクラスを識別するためのオブジェクト識別子、OID(Object IDentifier)です。
オブジェクトクラスに限らず、LDAPの各要素にはOIDが割り当てられています。これは、ISOで標準化されています。
定義するオブジェクトクラスの名前です。
オブジェクトクラスの定義のもととなるオブジェクトクラスです。あるオブジェクトクラスを定義する場合、他のオブジェクトクラスの定義をもとに定義することがあります。この定義もととなったオブジェクトクラスを基底クラスといいます。
派生クラスは基底クラスから必須属性、およびオプション属性を継承します。
オブジェクトクラスは、抽象型(ABSTRACT)/構造型(STRUCTURAL)/補助型(AUXILIARY)のどれか1つに分類されます。
型 |
説明 |
抽象型 |
他のオブジェクトクラスを定義するために用意されたオブジェクトクラスです。topがこの型の代表例となります。 |
構造型 |
そのクラスを使用してエントリを作成することができるオブジェクトクラスです。エントリは、必ずどれかの構造型オブジェクトクラスに属さなければなりません。 |
補助型 |
単独ではエントリを作成することはできず、ほかの構造型オブジェクトクラスと併用して、エントリを作成することができるオブジェクトクラスです。補助型オブジェクトクラスだけに属するエントリは存在できません。 |
そのオブジェクトクラスを使用する際、必ず登録しなければならない属性です。
そのオブジェクトクラスを使用する際、付加情報として使用する属性(必須ではない)です。
Smart Repositoryで使用できるオブジェクトクラス定義については、“オブジェクトクラス一覧”を参照してください。
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