Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 概要> 1.1 Smart Repositoryとは

1.1.3 運用形態

 Smart Repositoryには、システムの規模や、高信頼性の確保など、目的と内容に応じて、以下のような運用形態があります。

 また、それぞれのサーバはクラスタによりホット・スタンバイの形態でも運用することができます。

 スタンドアロン形態

 1台のサーバで情報を管理する運用形態です。

 マスタ・スレーブ(レプリケーション)形態

 1台のサーバをマスタサーバにし、そのコピーを管理するスレーブサーバを複数台配置する運用形態です。この運用形態では、1サーバへの負荷集中を分散させるだけでなく、高信頼システムを構築できます。

 ホット・スタンバイ形態

 1つの運用中のサーバマシン(運用サーバ)とは別に、万一の場合に備えて運用待機しているサーバ(待機サーバ)を用意し、この運用サーバと待機サーバ間でディスクを共用させます。運用サーバと待機サーバで共用されるディスク上にデータを配置し、ハード障害などで運用サーバがシステムダウンした場合には、待機サーバに業務を引き継ぎ、待機サーバからディスクにアクセスします。これにより、業務全体を停止させることなく運用を継続できるようにするクラスタサービス機能を使用した運用形態です。 


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005