Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド |
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第3章 環境構築(業務サーバ管理者編) | > 3.4 Webサーバへの組み込み |
Sun ONE Web Server Enterprise Edition 6.0を使用する場合は、Sun ONE Web Serverの環境定義ファイルを編集してください。
業務サーバが動作するために必要なSun ONE Web Serverの環境定義ファイルに追加する項目を以下に示します。
注1)https-INSTANCE_NAMEとは、ユーザがサーバとして設定したマシン名です。マシン名がwww.fujitsu.comの場合、https-www.fujitsu.com となります。
項目名 |
内容 |
Init |
業務サーバの初期化設定を行います。この項目は、2つ設定します。 以下のように設定してください。 |
Init fn="load-modules" shlib="/usr/lib/ssoatzipl.so" funcs="GetFilterVersion,HttpFilterProc,sso_error" |
注2)業務サーバの初期化設定(Init)指令はmagnus.confの先頭行に記述してください。
項目名 |
内容 |
NameTrans |
fn引数には“HttpFilterProc”を設定します。以下のように設定してください。 |
Error |
fn引数には“sso_error”を設定します。以下のように設定してください。 |
<Object name=default> |
注3)NameTrans fn="HttpFilterProc"指令は<Object name=default>の先頭に記述してください。
Error fn="sso_error"指令はNameTrans fn="HttpFilterProc"に続いて記述してください。
Sun ONE Web Serverの環境定義ファイルの詳細については、Sun ONE Web Serverマニュアルの“NSAPI Programmer's Guide for Sun ONE Web Server”を参照してください。
以下の場合、Sun ONE Web Server 6.0の起動が失敗します。
起動に失敗しないためには、以下に示す例に従ってSun ONE Web Server 6.0のmagnus.conf、およびobj.confのサーブレットの定義をコメントにしてください。
なお、サーブレットの定義をコメントにした場合、Sun ONE Web Server 6.0でサーブレットの運用はできません。
サーブレットの定義をコメントにする方法を、Sun ONE Web Server 6.0インストール直後に設定されているmagnus.conf、およびobj.confを例に説明します。
magnus.confの例
#Init fn="load-modules" shlib="/usr/iplanet/servers/bin/https/lib/libNSServletPlugin.so" funcs="NSServletEarlyInit,NSServletLateInit,NSServletNameTrans,NSServletService" shlib_flags="(global|now)" |
obj.confの例
#NameTrans fn="NSServletNameTrans" name="servlet" |
業務サーバの環境定義の誤り、および資源不足などを取り除いた場合、また、保護リソースの“/”(ルートパス)を削除した場合は、上記例に従ってコメントにしたサーブレットの定義を元に戻してください。サーブレットを運用することができます。
保護リソースを変更した場合は、アクセス制御情報の更新を行ってください。アクセス制御情報の更新については、“アクセス制御情報の更新”を参照してください。
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