Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
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第3章 環境構築(業務サーバ管理者編)> 3.4 Webサーバへの組み込み

3.4.3 Sun ONE Web Server Enterprise Edition 4.1 への組み込み

 Sun ONE Web Server Enterprise Edition 4.1を使用する場合は、Sun ONE Web Serverの環境定義ファイルを編集してください。
 業務サーバが動作するために必要なSun ONE Web Serverの環境定義ファイルに追加する項目を以下に示します。

環境定義ファイル名と格納先

 環境定義ファイル名
 obj.conf
 環境定義ファイルの格納先
 /usr/netscape/server4/https-INSTANCE_NAME/config (注1)

注1)https-INSTANCE_NAMEとは、ユーザがサーバとして設定したマシン名です。マシン名がwww.fujitsu.comの場合、https-www.fujitsu.com となります。

/usr/netscape/server4/https-www.fujitsu.com/config/obj.conf

項目名

内容

Init

業務サーバの初期化設定の設定を2つ行います。
[1つ目]
fn引数には“load-modules”を設定します。
shlib引数には“/usr/lib/ssoatzipl.so”を設定します。
funcs引数には“GetFilterVersion,HttpFilterProc,sso_error”を設定します。
[2つ目]
fn引数には“GetFilterVersion”を設定します。
EarlyInitには“yes”を設定します。

以下のように設定してください。
Init fn="load-modules" shlib="/usr/lib/ssoatzipl.so" funcs="GetFilterVersion,HttpFilterProc,sso_error"
Init fn="GetFilterVersion" EarlyInit=yes

NameTrans

fn引数には“HttpFilterProc”を設定します。以下のように設定してください。
NameTrans fn="HttpFilterProc"

Error

fn引数には“sso_error”を設定します。以下のように設定してください。
Error fn="sso_error"

Init fn="load-modules" shlib="/usr/lib/ssoatzipl.so" funcs="GetFilterVersion,HttpFilterProc,sso_error"
Init fn="GetFilterVersion" EarlyInit=yes(注2)

<Object name=default>
NameTrans fn="HttpFilterProc"(注3)
Error fn="sso_error"
...
</Object>

注2)業務サーバの初期化設定(Init)指令はobj.confの先頭行に記述してください。
注3)NameTrans fn="HttpFilterProc"指令は<Object name=default>の先頭に記述してください。
Error fn="sso_error"指令はNameTrans fn="HttpFilterProc"に続いて記述してください。

 Sun ONE Web Serverの環境定義ファイルの詳細については、Sun ONE Web Serverマニュアルの“NSAPI Programmer's Guide for Sun ONE Web Server”を参照してください。


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