Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
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第2章 環境構築(SSO管理者編)

2.5 リポジトリサーバと認証サーバを1台のマシンに構築する

 リポジトリサーバと認証サーバを1台のマシンに構築する場合の構築手順を説明します。Interstage管理コンソールを使用して、以下の手順で行います。Interstage管理コンソールで定義する項目の詳細については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

  1. [システム] > [セキュリティ] > [シングル・サインオン] > [認証基盤] > [認証基盤の構築]タブを選択してください。
  2. [リポジトリサーバと認証サーバを1台のマシンに構築する。]を選択して、[次へ]ボタンをクリックしてください。
  3. [簡易設定]が表示されますので、[認証基盤のURL] を設定し、 [リポジトリ名]には使用するSSOリポジトリを選択し、SSLに関する設定を必要に応じて行ってください。
    また、SSL通信にSSLアクセラレータを使用する場合、またはInterstage Security Directorと連携する場合は、[ユーザ証明書を獲得するHTTPヘッダ名]にSSLアクセラレータがユーザ証明書を通知するHTTPヘッダ、またはInterstage Security Directorのヘッダ設定で指定したユーザ証明書のヘッダ名を設定してください。
  4. パスワード認証のユーザID/パスワードの入力画面は、標準でフォーム認証ページが使用されます。Webブラウザ標準の基本認証ダイアログを使用する場合は、[認証サーバ詳細設定[表示]]をクリックし、[ユーザID/パスワード認証の設定]の[ユーザID/パスワードの入力画面]で“基本認証ダイアログ”を選択してください。
  5. [作成]ボタンをクリックすると、リポジトリサーバ、および認証サーバの作成が行われます。作成されたサーバの一覧が表示されますので、ポート番号を確認してください。
  6. リポジトリサーバ、および認証サーバの作成後、リポジトリサーバを起動してください。リポジトリサーバを起動することで認証サーバも起動されます。
    リポジトリサーバの起動方法については、“リポジトリサーバの起動”を参照してください。


 リポジトリサーバと認証サーバは、Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号([システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [環境設定]タブの[ポート番号])を使用しません。
 Webサーバ(Interstage HTTP Server)をリポジトリサーバと認証サーバだけで使用する場合は、上記のポート番号は使用されないため、[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [環境設定]タブの[ポート番号]を作成したリポジトリサーバ、または認証サーバのポート番号と同じ値にし、不要なポートを開かないようにしてください。


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