Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第5部 JMS編> 第20章 Interstage JMSの環境設定> 20.1 イベントチャネル運用マシンの環境設定> 20.1.1 運用前の環境設定

20.1.1.4 イベントチャネル動作環境の変更

 Interstage管理コンソールを使用して、イベントチャネルの動作環境を変更することができます。

 Interstage管理コンソールの使用方法については、“Interstage運用ガイド”の“Interstage管理コンソールによるInterstage運用”を参照してください。

設定項目

内容

動的イベントチャネル最大起動数

テンポラリトピックまたはテンポラリキューが使用する動的イベントチャネルの最大起動数

静的イベントチャネル最大起動数

トピックまたはキューが使用する静的イベントチャネルの最大起動数

イベントデータ蓄積最大数

イベントチャネルに蓄積できるメッセージ数の最大値

イベントデータ待ち合せ時間

イベントデータの待ち合わせ時間(秒)(注)

不揮発運用時のイベントデータメモリキャッシュ数

イベントチャネル不揮発化運用時のメッセージのメモリキャッシュ数

ローカルトランザクションのタイムアウト時間

ローカルトランザクションのタイムアウト時間(秒)

同時実行可能なグローバルトランザクション数

同時実行可能なグローバルトランザクション数

2フェーズコミットタイムアウト監視時間

2フェーズコミットタイムアウト監視時間(秒)

リカバリ時のリトライ間隔

リカバリ時のリトライ間隔(秒)

リカバリ時のリトライ回数

リカバリ時のリトライ回数

エラーログファイルサイズ

イベントサービスで発生したエラー情報を出力するログファイルのサイズ(Kバイト単位)

コンシューマ未接続時のエラー復帰モード

サブスクライバ未接続時のエラー復帰モード

イベントチャネル自動起動

イベントサービス起動時にイベントチャネルを自動起動する

注)イベントデータの待ち合わせ時間には、10秒以上の値を設定することを推奨します。10秒より小さい値を設定する場合は、receiveNoWait()メソッドを使用してイベントデータの待ち合わせを行わない運用を検討してください。
また、CORBAサービス動作環境のクライアントタイムアウト時間より小さい値を指定してください(値の差が20秒以上になるように指定することを推奨します)。本設定値間隔でreceive()メソッドで指定されたメッセージの受信タイムアウトをチェックします。したがって、受信タイムアウトは、以下のように復帰します。

 不揮発化運用中のイベントチャネルの動作環境を変更する場合、以下の構成情報/環境情報のみ変更可能です。

 上記以外の構成情報/環境情報を変更した場合は、不揮発化運用中のイベントチャネルの動作環境が変更されることがあります。この場合、不揮発化情報の整合性が取れなくなる可能性があるため、不揮発化運用中のイベントチャネルを再作成する必要があります。


 イベントチャネルの動作環境の変更は、以下のコマンドを使用して行うこともできます。

コマンドのオプション項目を以下に示します。

オプション

内容

-schmax

トピックまたはキューが使用する静的イベントチャネルの最大起動数

-dchmax

テンポラリトピックまたはテンポラリキューが使用する動的イベントチャネルの最大起動数

-edmax

イベントチャネルに蓄積できるメッセージ数の最大値

-wtime

メッセージの待ち合わせ時間(秒)(注)

-logsize

イベントサービスで発生したエラー情報を出力するログファイルのサイズ(Kバイト単位)

-gtrnmax

同時実行可能なグローバルトランザクション数

-ltrntime

ローカルトランザクションのタイムアウト時間(秒)

-2pctime

2フェーズコミットタイムアウト監視時間(秒)

-retrytime

リカバリ時のリトライ間隔(秒)

-retrymax

リカバリ時のリトライ回数

-chkcon

サブスクライバ未接続時のエラー復帰モード

-dcache

イベントチャネル不揮発化運用時のメッセージのメモリキャッシュ数

注)CORBAサービスの動作環境ファイル(config)のperiod_receive_timeoutの値に依存します。


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