Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド |
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第3部 EJB編 | > 第15章 DBアクセス環境定義について |
DBアクセス環境定義の初画面で[追加]ボタンを選択する、またはデータソース一覧からデータソースを指定して[変更]ボタンを選択すると、[詳細情報設定]画面が表示されます。
以下に、[追加]ボタンを選択した場合と、[変更]ボタンを選択した場合の表示例を示します。
[詳細情報設定(追加)]画面が表示されます。
[詳細情報設定(変更)]画面が表示されます。各項目には、選択したデータソースに定義されている情報が表示されます。
データソース名は、JNDIにデータソースオブジェクトを登録/検索するために使用します。データソース名には、JNDIの中で一意になるように指定してください。
[変更]ボタンによってこの画面を表示した場合は、データソース名を変更することはできません。
データベースに接続するためのユーザIDを指定してください。
ただし、JDBCバージョンに、JDBC2.Xを選択した場合は、ユーザIDの指定は省略可能です。
上記ユーザIDに対するパスワードを指定してください。
ただし、JDBCバージョンに、JDBC2.Xを選択した場合で、かつユーザIDを省略した場合は、パスワードの指定は省略可能です。省略した場合は、JDBCドライバのネーミングサービスに登録したパスワードがDB接続時に使用されます。
使用するJDBCドライバのバージョンを選択してください。
- Interstage JDBC ドライバを使用してSQL Serverに接続する場合は、JDBCのバージョンにJDBC2.Xを選択することを推奨します。
SymfowareにRDB2_TCPでアクセスする場合は、SymfowareのバージョンによってJDBC2.Xを選択できない場合があります。サポート状況については、Symfowareのマニュアルを参照してください。
JDBC1.Xを選択した場合に設定します。
使用するJDBC1.Xドライバのクラス名を指定してください。
com.fujitsu.symfoware.jdbc.SYMDriver |
注)
上記のクラス名は、V4.0L10以降のSymfowareラス名です。V4.0L10より前のバージョンのSymfowareを使用する場合は、以下のクラス名を指定してください。
fujitsu.symfoware.jdbc.SYMDriver |
oracle.jdbc.driver.OracleDriver |
com.fujitsu.interstage.jdbc.FJDriver |
org.postgresql.Driver |
JDBC1.Xを選択した場合に設定します。
以下の形式で、使用するJDBC1.XドライバのURLを指定してください。
- Interstageと同一サーバシステム上にあるSymfowareに接続する場合
jdbc:symfold:///データベース名[;maxconnections=最大接続数]
※[ ]内は省略可能
データベース名が“TEST_DB”の場合jdbc:symfold:///TEST_DB
- Interstageと別サーバシステム上にあるSymfowareに接続する場合
jdbc:symford://ホスト名:ポート番号/データベース名[;maxconnections=最大接続数]
※[ ]内は省略可能
- ポート番号にはRDB2_TCPのポート番号を指定します。
- maxconnectionsには、コネクションの最大接続数を指定します。省略値は4です。
- ホスト名が“host”、ポート番号が“2050”、データベース名が“TEST_DB”で、コネクションの最大接続数に64を指定する場合
jdbc:symford://host:2050/TEST_DB;maxconnections=64
- ホスト名が“host”、ポート番号が“2050”、データベース名が“TEST_DB”で、コネクションの最大接続数を省略(省略値は4)する場合。
jdbc:symford://host:2050/TEST_DB
- Oracleに接続する場合
jdbc:oracle:thin:@ホスト名:ポート番号:SID名
- ポート番号には、Oracleのリスナーのポート番号を指定します。
ホスト名が“host”、Oracleのリスナーのポート番号が“1521”で、SID名に“TEST_DB”を指定する場合
jdbc:oracle:thin:@host:1521:TEST_DB- SQL Serverに接続する場合
jdbc:fjis:///ODBCデータソース名
- ODBCデータソース名には、ODBCデータソース アドミニストレータで設定したデータソース名を指定します。
ODBCデータソース アドミニストレータで設定したデータソース名が“DataSourceName1”の場合
jdbc:fjis:///DataSourceName1
ODBCデータソースには、システムDSNで作成したデータソースを指定してください。ユーザDSNで作成したデータソースは使用できません。
- PostgreSQLに接続する場合
以下のように3種類の指定方法があります。
jdbc:postgresql:データベース名
jdbc:postgresql://ホスト名/データベース名
jdbc:postgresql://ホスト名:ポート番号/データベース名
パラメタ
説明
ホスト名
サーバのホスト名。 デフォルトlocalhostです。
ポート番号
サーバが監視しているポート番号。 デフォルトはPostgreSQLの標準的なポート番号(5432)です。
データベース名
データベース名を指定します。
JDBC2.Xを選択した場合に設定します。
使用するJDBC2.Xドライバのネーミングサービスに登録したデータソース名を以下の形式で指定してください。
- 形式
jdbc/データソース名
データソース名が“DataSourceName1”の場合
jdbc/DataSourceName1
JDBC2.Xを選択した場合に設定します。
使用するJDBC2.XドライバのJNDIサービスプロバイダがネーミングサービスにアクセスするためのクラス名を指定します。
- Symfowareの場合(注)
com.fujitsu.symfoware.jdbc2.jndisp.SYMContextFactory
上記のクラス名は、V4.0L10以降のSymfowareを使用する場合のクラス名です。V4.0L10より前のバージョンのSymfowareを使用する場合は、以下のクラス名を指定してください。
fujitsu.symfoware.jdbc2.jndisp.SYMContextFactory
- Oracleの場合
com.sun.jndi.fscontext.RefFSContextFactory
- SQL Serverの場合
com.fujitsu.interstage.jdbc.FJJdbcContextFactory
JDBC2.Xを選択した場合に設定します。
使用するJDBC2.XドライバのJNDIサービスプロバイダがネーミングサービスにアクセスするためのURLを以下の形式で指定します。
- Symfowareの場合
SYM://ホスト名:10326
ホスト名が“myhost”の場合SYM://myhost:10326
- Oracleの場合
file:PROVIDER URLの情報を作成したフォルダのフルパス
c:\tmp\JNDIにPROVIDER URLの情報を作成した場合file:///c:/tmp/JNDI
- SQL Serverの場合
FJIS://ホスト名[:ポート番号]
※[ ]内は省略可能
- ホスト名には、“localhost”を指定します。
- ポート番号には、ネーミングサービスに接続するときのポート番号を指定します。省略した場合は、10526が指定されたものとみなします。
ネーミングサービスに接続するときのポート番号が“10527”の場合FJIS://localhost:10527
指定した情報を登録します。
指定した情報はキャンセルされます。
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