Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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13.2 Enterprise Beanクラスの作成
Enterprise Beanクラスは、ユーザがインタフェースで定義した ejbCreateメソッドおよびビジネスメソッドを実装します。
Apworksを使用して開発を行った場合、ApdesignerまたはコンポーネントデザイナによりEnterprise Beanクラスのひな形が自動生成されます。
以下に、Enterprise Beanクラスの記述の形式を示します。
■ 記述形式
public class Enterprise Bean名
implements javax.ejb.MessageDrivenBean, javax.jms.MessageListener {
・・・
public void ejbCreate() {
・・・
}
public void ejbRemove() {
・・・
}
・・・
public void onMessage(javax.jms.Message msg) {
・・・
}
}
■ 規約
Enterprise Beanクラスは以下の規約を満たしていなければなりません。
- javax.ejb.MessageDrivenBeanインタフェースを実装していなければなりません。
- javax.jms.MessageListenerインタフェースを実装していなければなりません。
- publicとして定義されていなければなりません。finalやabstractとして定義してはいけません。
- パラメタを取らないpublicコンストラクタをもつ必要があります。
- finalizeメソッドを定義してはなりません。
- ejbCreateメソッドを実装しなければなりません。
- スーパークラスを持ったり、インタフェースを実装したりすることができます。
スーパークラスにejbCreateメソッドやその他のMessageDrivenBeanインタフェースやMessageListenerのインタフェースを実装することができます。
- Enterprise Beanクラスは、EJB仕様に定められたメソッドのほかにも、メソッド(ビジネスメソッドが内部で呼び出すヘルパーメソッドなど)を実装できます。
ejbCreate、onMessage、ejbRemoveには、以下の規約があります。
◆ ejbCreateの規約
ejbCreateは以下の規約を満たしていなければなりません。
- メソッド名は ejbCreateでなければなりません。
- メソッドは publicとして定義されていなければなりません。
- メソッドはfinalやstaticで定義してはなりません。
- 返却値は voidでなければなりません。
- 引数を持ってはなりません。
- throws句には任意のアプリケーション固有の例外を定義してはなりません。
◆ onMessageの規約
onMessageは以下の規約を満たしていなければなりません。
- メソッドは publicとして宣言されていなければなりません。
- メソッドはfinalやstaticで定義してはなりません。
- 返却値は voidでなければなりません。
- メソッド引数は、javax.jms.Message型の引数を一つだけ定義しなければなりません。
- throws句には任意のアプリケーション固有の例外を定義してはなりません。
◆ ejbRemoveの規約
ejbRemoveは以下の規約を満たしていなければなりません。
- メソッド名は ejbRemoveでなければなりません。
- メソッドは publicとして定義されていなければなりません。
- メソッドはfinalやstaticで定義してはなりません。
- 返却値は voidでなければなりません。
- 引数を持ってはなりません。
- throws句には任意のアプリケーション固有の例外を定義してはなりません。
- 13.2.1 記述例
- 13.2.2 使用できるメソッド
- 13.2.3 Enterprise Beanクラスのメソッドが実行可能な操作
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