Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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11.2 Homeインタフェースの作成
Homeインタフェースは、RMIインタフェースの形で記述します。
Homeインタフェースには、クライアントより EJB objectを createするためのメソッドを定義します。ビジネスメソッドで利用する固有の型も定義できます。
また、EJB2.0規約に準拠したEJBアプリケーションでは、STATEFUL Session Beanだけcreateで始まる任意の名前を記述できます。
これにより、createメソッド名に意味のある名前を記述できるため、EJBアプリケーションをわかりやすく作成できます。
Apworksを使用して開発を行った場合、ApdesignerまたはコンポーネントデザイナによりHomeインタフェースのひな形が自動生成されます。
以下に、Homeインタフェースの記述形式を示します。
■ 記述形式
public interface Homeインタフェース名 extends javax.ejb.EJBHome
{
public Remoteインタフェースタイプ create(任意の引数<STATEFULのみ>)
throws javax.ejb.CreateException,
java.rmi.RemoteException;
}
■ 規約
Homeインタフェースは以下の規約を満たしていなければなりません。
- Homeインタフェースは、1つ以上の createメソッドを定義します。
各 createメソッドは createで始まる任意の名前でなければなりません。
また、Enterprise Beanクラスに定義されたejbCreateメソッドの1つに一致しなくてはなりません。
一致するejbCreateメソッドは引数の数と型が同じでなければなりません(返却値は違っていてもかまいません)。
- createメソッドの返却値のタイプは、Enterprise BeanのRemoteインタフェースタイプでなければなりません(Enterprise BeanクラスのejbCreateメソッドの返却値はvoid固定です)。
- createメソッドは、引数のタイプと数が、Enterprise Beanクラスに定義されたejbCreateメソッドの1つに一致しなくてはなりません(返却値のタイプは違っていてもかまいません)。
- STATELESSの場合、createメソッドに引数は指定できません。
- Homeインタフェースは javax.ejb.EJBHomeインタフェースを継承しなければなりません。
- Homeインタフェースで定義されたメソッドは、RMI over IIOPの規約に従わなくてはなりません。
引数と戻り値がRMI/IIOPの有効な型であり、throws節がjava.rmi.RemoteExceptionを含まなければなりません。
- Enterprise BeanクラスのejbCreateメソッドに定義されたすべての例外は、一致する createメソッドのthrows句に定義されなければなりません。
また、throws句には、javax.ejb.CreateExceptionを含まなければなりません。
- throws句には、javax.ejb.CreateExceptionを含まなければなりません。
- throws句には、java.rmi.RemoteExceptionを含まなければなりません。
- Homeインタフェースは、スーパーインタフェースをもつことができます。
インタフェース継承の仕様は、RMI over IIOP上の規約におけるRemoteインタフェースの定義に従わなくてはなりません。
- 11.2.1 記述例
- 11.2.2 使用できるメソッド
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