Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第9章 EJBサービスの機能> 9.3 Message-driven Beanの実行環境

9.3.2 durable Subscription機能

 Message-driven Beanが起動していない状態でDestinationに送信されたメッセージをJMSが保持し、Message-driven Beanが起動した後にメッセージを受信できる機能をdurable Subscription機能と呼びます。
 この機能は、複数のメッセージ受信者に対して配信するPublish/Subscribeモデルで使用します。

 本機能を使用する場合は、Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [IJServer名] > [EJBアプリケーション] > [アプリケーション環境定義] > [Message-driven Bean拡張情報]の[サブスクライバの永続性]で“NonDurable”または “Durable”を設定してください。設定方法の詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

◆ durable Subscriber定義の登録と削除

 Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [IJServer名] > [EJBアプリケーション] > [アプリケーション環境定義] > [Message-driven Bean拡張情報]の[サブスクライバの永続性]の指定で“Durable”を指定した場合、“サブスクライバの識別名”を設定してください。IJServerはMessage-driven Beanの初回起動時に“サブスクライバの識別名”に設定された名前でdurable Subscriberを登録します。

 1度登録されたdurable SubscriberはMessage-driven Beanが停止しても存在し、メッセージを保持します。保持されたメッセージは再度Message-driven Beanが起動されたときに配信されます。

 durable Subscriberが必要なくなった場合は、以下のコマンドにより削除してください。コマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“JMS運用コマンド”を参照してください。


サブスクライバの識別名が“dsub”、クライアント識別子が“client1”というdurable Subscriberを削除する場合

jmsrmds -n dsub -i client1


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