Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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3.9.4 スレッドダンプ自動採取
アプリケーションがタイムアウトまたは無応答になった場合にスレッドダンプを自動採取する機能です。採取されたスレッドダンプを調査することでアプリケーションの無応答や処理のボトルネックを検出することができます。
スレッドダンプはコンテナ情報ログ(info.log)に採取されます。
スレッドダンプは下記の採取契機に10秒間隔で2回採取されます。2回のスレッドダンプで変化がなかったスレッド上の動作アプリケーションで問題があることが検出できます。
なお、1度スレッドダンプが採取されてから10分間はスレッドダンプは採取されません。
スレッドダンプ採取契機
- 起動時のタイムアウト
起動時実行クラス、init処理に問題があるか、処理に時間がかかっている可能性があります。タイムアウト値は、“ワークユニット起動待ち時間”で設定します。
- アプリケーションのタイムアウト
アプリケーションに問題があるか、処理に時間がかかっている可能性があります。タイムアウト値は、“アプリケーション最大処理時間”で設定します。
- 停止時のタイムアウト
IJServerワークユニットの強制停止で、“プロセス強制停止時間”を超過した場合、自動的にスレッドダンプが採取されます。
IJServerワークユニットの停止が無応答になり、強制停止で“プロセス強制停止時間”を超過した場合にもスレッドダンプが採取されます。この場合は、IJServerワークユニットの停止で処理する停止時実行クラス、またはdestroy処理に問題があるか、処理に時間がかかっている可能性があります。
タイムアウト値は、“プロセス強制停止時間”で設定します。
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