Interstage Portalworks 管理者ガイド

A.5.2 コマンドベースでの実行

Interstageシングル・サインオンの利用者情報を移入するツールのコマンドベース版です。

• 本ツールを使用する場合、運用管理ツールの注意を参照してから実行してください。
• サーブレットを停止してから（“サーブレットの起動と停止”を参照）コマンドを実行してください。

【コマンド名】

• 
  ［Interstageインストールフォルダ］\Portalworks\bin\ldapimport.bat
• 
  /opt/FJSVispw/bin/ldapimport.sh

【引数】

• LDIFファイル名
  Interstageシングル・サインオンのリポジトリサーバから取得したLDIFファイル名を指定してください。
  フルパスのファイル名（例：d:\temp\import.csv）
  （同じところにある場合、パスは省略可）
  
  
• -e エンコード名
  LDIFファイルのコード系を指定してください。指定できるエンコード名は以下のとおりです。
  • Shift_JIS
  • EUC-JP
  • UTF-8
  
  省略した場合、Shift_JISになります。

• -skip
  既存の利用者情報に対して、変更を行わない場合に指定します。省略した場合は、利用者情報はLDIFファイルの情報で上書きされます。

• -delete
  LDIFファイルに記述されていないユーザを削除する場合に指定します。省略した場合は、利用者情報の削除は行われません。

【コマンドの実行】

• 
  コマンドプロンプトで“［Interstageインストールフォルダ］\Portalworks\bin”へ移動してコマンドを実行します。

  cd ［Interstageインストールフォルダ］\Portalworks\bin
  ldapimport.bat LDIFファイル名 ［-e エンコード名］ ［-skip］ ［-delete］

  
  
• 
  コンソールで“/opt/FJSVispw/bin"へ移動してコマンドを実行します。

  cd /opt/FJSVispw/bin
  ./ldapimport.sh LDIFファイル名 ［-e エンコード名］ ［-skip］ ［-delete］

【メッセージと対処方法】

メッセージ	操作後の状態	対処
指定されたLDIFファイルが見つかりません。	異常	指定したLDIFファイルがあるか、または指定したLDIFファイルに読み込み権限があるか、指定したLDIFファイルがディレクトリでないかを確認してください。
LDIFファイルのコード系が指定されたコード系と異なります。		指定したLDIFファイルのコード系を確認してください。
LDIFファイルの?行目でエラーが発生しています。		指定したファイルの内容を確認してください。
LDIFファイルの?人目の利用者情報にログオンIDがありません。		指定したLDIFファイルの?人目の情報を確認してください。
［LOGONID］はすでに存在する利用者です。		上書きで指定するか、または当該行を削除してください。
ワークファイルの入出力に失敗しました（詳細情報）。		内部エラーです。
利用者ログオンID：［LOGONID］を持つ情報を登録しました。	正常	利用者ログオンID：［LOGONID］の情報登録が成功したときに出力されます。